有田芳生の『酔醒漫録』

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自民党も共産党も(いずれも議員)「政治性」を誤っている

2010-10-22 23:07:20 | 参議院

 10月22日(金)夜の11時前。表参道のインド料理店「ゴングル」で参議院重要事項調査第1班の「解団式」。9月のインド、インドネシア調査の打ち上げだ。民主党の牧山ひろえ議員の選んだ店は驚くほど廉価で美味しかった。団長の広野ただし議員、自民党の山田俊男議員、そして事務局の金子和裕さん、持永和将さんと2時間ほどの和気靄々。ひとり渋谷まで歩き、池袋「おもろ」で泡盛1杯飲んでいま。今日の本会議のことをやはり書いておかねばならない。国民新党の自見庄三郎さんの永年在職記念の謝辞に自民党席から飛んだ「短く!」の野次。傍聴席には着物を着た奥様と子どもさん、親戚の方々が立ち上がって議場を見ていた。そこに放たれた汚い野次だ。品性を疑うというよりも「こんな程度か」と思うばかりだった。たとえイデオロギーや世界観は違っても、人生の節目を迎えた先輩に敬意さえ表することもできない狭量。西岡武夫議長の祝いの言葉に共産党女性議員は拍手もしなかった(自見さんの謝辞には拍手)。すべてが悪しき政治の毒にまみれているのだろう。1昨日の拉致問題特別委員会で横田早紀江さんの愛するめぐみさんに訴える肉声を速記録に残すことも院内放送で報じることもできなかった。昨日の法務委員会で東大阪署で行われた違法取調べの録音を流すこともかなわなかった。政治的駆け引きはときとして人間の尊厳を超える。しかし本来そんなことはあってはならないのだ。


記念すべき瞬間(とき)の心無い野次

2010-10-22 12:27:39 | 参議院

 10月22日(金)参議院本会議が終わった。最初に自見庄三郎さんの在職25年の「永年在職」の表彰。まず輿石東議員の祝辞があり、自見議員の謝辞がなされた。壇上に自見さんが立ったとき、自民党席から「短く、短く!」と野次が飛んだ。すかさず「ひどいな」と批判の声。人生でも一入(ひとしお)の思いがある演説に対してこうした野次を飛ばす議員の品性を疑う。20日の拉致問題特別委員会で、横田早紀江さんが短波放送「しおかぜ」を通じて北朝鮮にいるめぐみさんに訴えた音声を流してもらった。しかしそこで速記は止められ、院内放送では残念ながら放送されなかった。早紀江さんのわが娘への呼びかけは真情深いもので、聞いていた柳田稔拉致担当大臣も涙ぐんでいた。こうした内容が国会放送で流されず、速記録にも残されない情況は与野党を超えて何とか改善したいものだ。