有田芳生の『酔醒漫録』

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

ハッピーロード縦断道路計画に反対する

2010-01-19 09:09:11 | 東京・板橋

 1月18日(月)大山のハッピーロード商店街の長老たちから訴えを聞いた。ここでも全国のダム建設と同じで、64年前の道路計画が再び動き出そうとしている。この計画が実現すれば、日本でも有数の商店街であるハッピーロードは20メートル幅の道路で縦断されてしまう。東京都の計画はほぼ10年おきに動き出しては消えていったが、いままた板橋区の行政主導で進められている。「?」の判が押された東京都都市計画地方審議会の第10回議事録(昭和53年5月10日)にはこういう基準が示されている。「小学校区、日常買物圏等の動向と居住環境区域との関係については、その外郭の道路が主要幹線道路、幹線道路である場合は、原則として、これらの近隣生活圏を分断しないよう配慮するものとする」。この原則からしても大山の道路計画には問題がある。ましてや新しい道路計画の必要性を訴える区民の声など聞こえてこない。大山駅の高架化をふくめて400億円もかかる事業はムダなのだ。もちろん大山駅近くの踏み切り(8か所)を高架にして渋滞を解決する課題はある。しかし財政難の時代に東武鉄道の判断もふくめて、当面は実現が難しいのが現状だ。戦前からこの土地に暮らすOさんの話が興味深かった。敗戦の年の4月13日には「遊座」商店街のあたりが空襲で焼けたそうだ。昭和30年代、40年代の商店街はいまよりもっと繁昌していたともいう。歴史の証言は貴重だ。新橋で長女と待ち合わせて買い物に付き合う。夕食時にたまたま隣にいたのは宮崎から当選した道休誠一郎さん。参議院選挙での対応を相談。