日々の泡

こころに浮かんでは消え、消えては浮かぶ
日常のありふれた風景をスケッチ

ワタシにとって・・・・

2015-05-31 18:42:47 | 日々
特別な 5月が終わろうとしている・・・・
やっぱり5月って、ワタシにとって、人生の転換期?(ちょっと感じ方に変化が訪れる)みたいな意味を持ってるみたい。
一方で、最近グダグダ、映画の話題を綴ってみたりしてて
1年前の今頃も同じようだったんだね!笑ってしまう。ホラ進歩のない人?!

去年の6月1日に「野のなななのか」を観たんだね。
仙台へ映画を観に行くようになったのも(回数は多くないけど)このあたりから、だと思う。
大林監督も来館したことがあるらしく、「これがサインだよ」って見せてもらった。
6月はワタシ的に、いい映画作品に恵まれるイメージがあるんだけど、さて今年はどうでしょう?

自分の変化は自分ではなかなかわからないものだけど・・・・
つい数年前から、小学校の時の恩師の先生との年賀状のやりとりが復活したんだけど、きっかけとなった手紙のやりとりの中に気になる文章があったんだ。それは「貴方はすごく正義感が強い子供だと感じてた。でも、頭がよいわりに幼いところがあると思っていたのよ。」って。ー自分ではしっかりしてるつもりだったんだけどな~(笑)、言われてみると「確かに幼いとこある!!」って。
それが最近になって自分でも、「これでやっと年相応ぐらいになれたかしら?」って。
・・・さあ、どうなのでしょう?・・・・明日から6月!!

映画!!

2015-05-29 17:41:30 | 映画・音楽
最近、映画の面白さに目覚めてしまった感じ。
特に日本映画の・・・。
きっかけはなんといっても「野のなななのか」(大林宣彦監督)かな~と思う。
塚本晋也監督の「KOTOKO」も衝撃だったけれど、特に日本映画を意識するものではなかった。塚本監督が凄いんだ、と思っていたから。。。。。
大林監督のイメージは、「野のなななのか」を見てから、と見る前では全然違う。それは、単純にワタシの好き嫌い、という点において。。。。だけでもないような・・・・
とにかく、大林監督の作品をきっかけに、次から次へと、すばらしい日本映画の作品に出会い続けている。今日は、青山真治監督の「東京公園」を見たし、少し前には、熊切監督の「海炭市叙景」。高峰秀子を好きになったおかげで「喜びも悲しみもいく歳月」まで見ちゃったもんね!!「浮き雲」も見たい!!(笑)ロシア映画が素晴らしいように、政治的に国があまりよくない状態の時には優れた作品が生み出される、って・・・。それもなあ・・・・

ところで、ワタシはここの映画館がとても気になっているのです。「シネマ尾道」。来館するゲスト(映画関係者)が私的、唸りたくなるような(笑)豪華な顔ぶれなのですが・・・・。古くは新潟のシネ・ウインドがそうであったように、心から良心的な映画人がみんなで盛り上げていこう、と繋がったのでしょうか・・・・。素晴らしいな。。。。「野火」の先行上映&監督トークまで。。。。
東北地区は9月まで待たなければいけないみたい。なので、7月に東京まで行こうかな。。。。(行きたいな。)

かつてワタシがベビーシッターをしていた映画監督のeggは、6月2日からいよいよドイツヘみたいで。
友人とワタシは「いいよね~。」素晴らしい経験を積んで、是非土産話きかせてもらいたい!!

昨日のブログで

2015-05-28 09:46:16 | 演劇
ほんとうの最期になる短い時間だけでも、
 微笑んでいられるようなことがあったら、
 きっとそれはよかったということなのだろう


この部分で、くっきりと心に浮かんだ思い出があったのです。
「確かにあの時、あの瞬間(ワタシ)幸せでした。。。」

・・・なーんで!?まだ死んだことないでしょ!!って?
実際には、今に至るまで死んだ経験はないのだけど(笑)役者(見習い)として「死んだ」経験が、何度かあるのです。幸せなことに?その死に際は、いつも微笑んで死んでいけるような役ばかり。なかでもとりわけ清水邦夫が書いた「朝に死す」という作品が、糸井さんの文章を読んだ瞬間に蘇ってきたのです。「ああいうことだよね・・・」って。

それほどまでに、ワタシにとっては印象に残る大切な作品だった。
転機になるな、という予感があった。俳優座の女性の演出家の方が「あなたはこれを演じなさい。」と選んでくれた。こういう役はやったことがなかったし、自分に出来るの?って不安だったから。相手役は、本家「木冬社」(清水邦夫の劇団)の若手の役者さんが務めてくれた。朝の太陽が昇るころ死んでいくのは気持ちがよかった。日差しにあたたかく包まれて幸せの中で。どんな話か興味ある人は検索してみてください。今あらすじを読んだら「恥ずかしくて!!」たぶん、見る人も恥ずかしくなるんじゃないかな。でもあの時ワタシ、役の年齢と同じ18歳だったのだもの!!なんて遠い昔の話だ。ジャンじゃん

hobonichiより

2015-05-27 11:10:22 | 言葉
朝から、発言がネットでニュースになっていた糸井さん。(コピーライター引退、云々・・・)
今日の、「今日のダーリン」は、最近ワタシが考えてることにピッタンコ。
ワタシも、人生って「そんなものなんじゃな~い。」って。ー全文ではありませんが、引用させてもらいました。

人の一生というものも、
 銀のスプーンをくわえて生まれた幸せな誕生から、
 最後に死ぬときに「生まれてくるんじゃなかった」と、
 後悔しながら彼の世に逝く人もあるだろうし。
 不幸のどん底のようなところで産声をあげて、
 なんとか生をまっとうして、
 「たのしかったよ」と息をひきとる人もいるだろう。
 
 「終わりよければすべてよし」という考え方は、
 それまでの長い長い道のりが、
 ずっと苦しかったり悲しかったりしてもですかと、
 問いかけてみたいようにも思うが、
 ほんとうの最期になる短い時間だけでも、
 微笑んでいられるようなことがあったら、
 きっとそれはよかったということなのだろう。
 
・なにを言ったからよい、とか、
 なにができるからよい、なにをしたからよい、
 というようなこととなんの関係もなく、
 「ただいること」がよいとされることを、
 ほんとうは誰もが望んでいる。
 be動詞の、beの状態で肯定されること。
 それが、誰よりもじぶん自身からよしとされること。

どうですか?!
今日はお声をかけていただいて、午後から久しぶりに「conversation cafe」へ出かけてみようかなと思っています。今日のテーマはなんだろう?いろんな考えが聞けて面白いです。暑くなりそうだけど、チャリで行こうかな。週明けからあまり身体を動かしてないから。夜のレッスンの準備をかねて。
 

結局ワタシは・・・

2015-05-25 11:45:00 | 日々
追いかける(追いかけたい)背中を見失って途方にくれていた。
・・・って、そんな感じなのかな~。。。最近感じはじめた。(振り返って考えるとね。)

山形で育っていた?時代も、年頃のせいもあるだろうけど、なんだか住んでる世界が小さく小さく感じられて息苦しくて・・・早くここから出たい、出たい、と。それしかなく、ひたすら時を待って、存在を消して死んだように生きていた、高校生の時なんかは(本人はそのつもりだったんだけど、それが逆にめだってしまった面もあった模様・・・汗・・・)感覚がある。
東京に出てすぐは、「ほら!!やっぱりあった!!!」みたいに、どこまでも広がるような感覚を、山形には感じられない自由な空気を感じていた。それほどまでに刺激的で、まわりには尊敬できる魅力的で面白い大人たちがたくさんいた。・・・・(でも今思うと)あれは、東京だから、ではなく、たまたまワタシの運がよかっただけなんでしょうね・・・。

ワタシは前をいく背中がみえないと、生きていくのが不安なタイプだったのかもしれない!(笑)
気づけばいつも心密かに、憧れ、だったり、尊敬だったり、ただ魅力的に映る人たちが周りにいて。。。
その背中を追いかけて生きているようなところが、確かにワタシにはあった。そのことをよくない、という人がいるかもしれないけれど、素敵だな、という生き方をしている人に出会えば「ワタシもあんな風になれたらいいな!!」って単純に思ってしまう。なにか、小さくてもいいから目標や目的がないと、どこまでも怠けてしまいそうな自分。
同時に、経験を重ねていけば当然よいことばかりのはずもなく、「人を安易に信じちゃいけない。」っていう思いもめばえはじめてて。人に対する疑いとか、信じてしまうことの怖さとか。

(そして?ワタシは東京から山形へ~自分から戻りたいと。)

決定的だったのが、2011年の東日本大震災。避難所に通って、人間の最低なところと最高なところを同時に見ることになってしまった。ワタシの器では、そのことに対してどんなふうに頭の中で処理していいのか到底わからなかった。そして、途方にくれた。

でも、最近また盛り返してきたんだ(笑)最近災害とか多いでしょ。
「人間はみんな死んじゃうんだな。」ってあたりまえのことがーこれってあきらめの極地であり、救いだ、って。
どんな人でも死んでしまうなら、「せっかくだもの、好きな生き方したい!!」って。(シンプルだね。シンプルこそが難しい。)
高峰秀子も55歳で、やりたくなかった女優生活から引退することができて、運命に味方してもらったような出会いにも恵まれて、さあこれからは好きなように生きる、って。どんな小さな事ひとつとして、妥協することなく、自分にひたすら正直に生きた生き様。かっこよすぎてワタシしびれまくっています。
ーそんな風に思えるようになったら、不思議とまたいろんな背中が見えはじめてくるようになりました!前を歩く、面白くて素敵な背中がたくさん!!パズルが完成に近づいているのかな?などとワタシはまた、妄想をたくましくするのであります。