日々の泡

こころに浮かんでは消え、消えては浮かぶ
日常のありふれた風景をスケッチ

言葉?山形?コンプレックス

2012-06-28 07:33:51 | 映画・音楽
どうにかして、いつか克服できたらいいな~
と思っている、言葉、山形弁コンプレックス。。。

演劇の勉強をしたいと上京した時、ワタシは地方出身にしては珍しく(自慢じゃないよ)訛りを治さなければいけない、という苦労をあまりしてきませんでした。
その当時、狭い人間関係とかが苦手で山形にあまり愛着がもてなかったワタシは、無意識に山形文化に染まることを避けていたのかもしれません。
演劇がやりたい、と思った一番の理由は、人前に立ちたい、とか華やかな世界に憧れる、という類いではなく
とにかく、現実から逃げ出したかった、、、それが一番。お芝居をやっている時は、自分の現実を忘れられる、そんな超ネクラな理由から
でも、ある(劇団の)オーディションの時、審査員の雰囲気も優しくて楽しくのびのびとやれていたのが
「山形出身だね、なにか山形弁しゃべってみて」
・・・この一言で、一変。ーワタシ、その場に凍り付いてしまったのです。「ここまで、山形がついてくるんだ」という絶望。脂汗が出てくるかと思ったほどのショック。今になって思えば、審査員は、その場のおもいつきで言っただけなのかもしれないのにね~。その時のわたしは、山形から逃れたくて演劇に逃げたのに、それも許されないんだということに深く、深く傷ついてしまったのです(実際、東北出身の役者さんは、出身地がクローズアップされることが多いと感じる。)山形弁を、発することすらできなかったわたしを、それでも合格にしてくれたのに、結局わたしは、そのトラウマを克服することができず、またも逃げ出すことに。しゃべらなくてもいい、TAPへ(夢中になれるものは欲しかった。)山形に帰ってからの生活も、タップの存在が支えてくれた。習いにきてくれる生徒さんと。やっと落ち着いた居場所がみつかったかな~と思っていた矢先、あの震災。

もう、わけがわからなくなってしまいました。すべてのことがひっくりかえされてしまった感じ。
自分が信じてきたものはなんだったのか。これから、どう生きていけばいいのか。
とりあえず、なんでもいいから動いてみよう。動き出さなきゃしょうがない。そんなことを考えてる時に、「イッセー尾形のつくりかた」という演劇WSがあることを教えてもらいました。これはタイミングなんだ、自分は受けなければいけないんだ、そう思いました。
少なくても、自分が過去に逃げ出して目をそむけてきたものに向き合わなければ、なにもはじまらない気がしたから。
5日間、「どうしてやりたくないことをわざわざしてるんだ、自分?」という気持ちと「ここで逃げたら、一生後悔するぞ」という理由なき、且つ、とてつもないプレッシャー。でも同時に自分がまったく出会ったことのない世界との遭遇という喜び、誰かに指導してもらえる、という喜び。結果はどうあれ、自分にとってプラスになったのは確か。今回、イッセー尾形さんの舞台もはじめて見ました。山形の劇場にくるお客さんが、意外に多いことに驚ろいた。(ワタシは山形に戻ってからは、演劇をほとんど見ていないので。)
WSでは、予想通り山形弁との戦いの日々でした。しかも目指したいのは、都会の人がイメージする、TVで使われるような山形弁ではなく
絶滅しかかっている、昔のおじいちゃんおばあちゃんが話すような、手あかのついていないネイティブ山形弁。むりむりむりむり。。。。
どんなに頑張ったって、嘘くさい、作った想像の産物の山形弁しか出てこない。ほんとに、ふう~
当たって、見事砕け散ることができました!「これだけはできるといいな」という自分なりの目標さえ達成する事はできませんでしたが、その出来ないという事実を受け止められるようになった心は、やはり去年という特別な一年がワタシにくれたプレゼントなんだな、と。
あ、それから!住んでいる私たち自身が気づく事のなかった、山形と山形弁の魅力を発見できた事は、大きな収穫ではありました!!
まあ、小さな一歩、ということにしたいと思います

PS でも数日の稽古で、中途半端に訛り始めてしまって、日常に戻すのが、これまた大変だ~




モンスターズクラブ

2012-06-25 17:48:32 | 映画・音楽
モンスターズクラブ
という映画を見てきました。アメリカの有名な爆弾魔ユナボマーに着想を得たみたいですね。
映画を見に行くとそのたびにスタンプがたまるのですよ。それを何個か集めると、無料で作品が見れるというシステムで6月末が期限の無料券があって、なににしようかな、と思ったのですが(ワタシは、ロードショー系作品には殆ど興味が湧かない人)瑛太と窪塚くん、というのは面白い組み合わせなのではないか?と。偶然にも、ロケ地が山形県の最上地方だったのですね。作品にぴったり、だったと思います。
これはね~、好きですね。映画としては、かなりクセがある?作品だと思うのですが・・・。脚本に強さがあって、役者がよければいいものはできるのだな~と。はっきり感想を言葉で表す力がワタシにはないけど「世界は決して変えられない、だけど・・・』みたいなあたりは、ガツン、ときました。「おまえはまだ、世界を愛してるんじゃないか」という言葉にも。みんな好きな役者さんたちだな~。でも、こういう作品は、ヒットしないんだろうな~悲しいことに。ワタシは、見続けますよ、むしろこういう作品(ばっかり)を

で、役者さんって、演技の上手さ(ってなんなのか、ワタシにはわからない)じゃなくて、その人。その人の生き方。TVドラマは違うけど(笑)
アレクサンダー教師のルシア・ウォーカー先生が言っていたこと「表現しようとするんじゃなく、何かを伝えようとするのではなく、もっとあなたでいることを大切にして」ー「ワタシのままでいる?」そのことにどんな意味があるのだろう・・・・・これは同じようなことなのかな=?
それを確かめる絶好のチャンスが。素のままの自分?素のままでいること?それは、どこに繋がっていくの?
とっても興味がある。報告できそうなら、また書きます。てへっ

再会ラッシュ!!

2012-06-22 18:57:24 | 日々
ここのところ、ワタシの周辺が俄に動き出して来た感じ。
もともと、6月は、個人的にも特別な月になる予感はあったんだけど(勘は強い方なのさ、、たぶん?運が強い?)
「あれ、気のせいだったか」と思いかけていたところだったんだよね・・・・
そろそろ新しい仕事のこと真剣に考えなきゃ、と思っていて。
考えるきっかけやヒントがいっぱい集まってきた感じ。
目の前のことに夢中になって、期限に自分の心に一番残ったもの。。。
なーんて考えているんだけど。。。。(どうなることやら)
あと、大切なのは、やっぱり過去だよね。だって、過去って、その時の「今」その瞬間の積み重ね。
ワタシは、衝動的にすべてを捨ててしまいたくなったら、意外とあっさり捨ててしまったりする。何かに必要以上に執着するということもあまりない方だけど
一番正直な自分の気持ちの履歴、のような「過去」それをばっさり捨ててしまうのも、どうなのかな・・・
とも考えるようになった。それは、再会によって蘇った過去の記憶だったり、心に残る言葉、、、いろいろだね。
やっぱり、こんな時期に思わぬ再会や、びっくりするタイミングのなにか、だったりすると(去年も思い返すと、不思議・・・)
「え、このことって、単なる偶然じゃなくて、もしかしたらなんか意味があるのかしら?」とも思いたくなる。。。
ま、そうであっても、なくても、自分の心に問いかけたら意味なんか考えずに、「受け入れてみる」
そこから、次へのヒントが生まれるでしょうから。それでいきたいでっす!
来週は忙しくなります。楽しみたいです。何も考えずに

ワタシを支えてくれるもの

2012-06-16 10:22:23 | 日々
昨日は、いろんな情報がワタシの身体に重いダメージを与えてて、心までもすっかりダメダメくん、でしたが
夜には大好きな人たちの声を電話で聞いたら、今日はかなり回復。やはり、笑顔で過ごしている人のチカラって、大きいんだな♪
自分もそうなれるように。。。

流行とか、時代も、同じような間隔で巡ってくるもの、不思議と。
人間関係もそんなところがあるのかも。
昨日の電話の相手は、ワタシが役者として、年間ものすごい数の学校公演をこなしていた時代(たった1年だけだったけど)に、(ワタシが一番下っ端の劇団員で)客演として、一緒に舞台に立って、旅を一緒にまわってた人。よく遊んでもらったし、フォローしてもらったっけ。一緒の旅の時は、本当に楽しかったナ。仕事離れてもプライベートでお付き合いさせてもらったり。ずいぶん昔のこと。ワタシもずぼらだから、しばらくご無沙汰してて、その間、お互いに色んな事があったけど、また最近会ったり(東京に行った時は)電話やメールでの関係が復活。うれしい。
こういうことが大切なんだな、って最近つくづく思う。特にワタシを理解して付き合ってくれるような殊勝な人(友人少なっ!!)は、そんなに出会えるものじゃないんだから!はっはっはっ。それと、ワタシの過去に体験してきたこと~。これは、なかなか、ないかも~幸せだな~、財産だなって。生きて来た道のりは、他人はどう思おうと、自分は認めてあげたいと思うし、そんな風に歩いてきたつもり。これからの今も一歩一歩、だね。ありがとう

日本を動かしているのは誰?

2012-06-15 10:57:33 | 日々
人を信じることが悪い事、なんて・・・
教えられた記憶もないし、人を信じたらいけない、なんて思いたい?

以前は、たぶん騙されてたとしたって、それにすら気づかないくらいの能天気さで生きてきたよ~
震災が起こって
わたしは、オトナになったよーーー
身を持って、自分の目で耳で見て聞いて、身体の痛みが、この世の理不尽さを教えてくれた。
考えたこともなかった現実を知った。

オウム、最後の逃亡犯がつかまったね。
オウムの事件は、今でもはっきり「あ、ここから時代がまた変わるんだ」という確信とともに記憶に刻まれてる。
わたしの、東京への「別離記念」ここから、日本は転げ落ちはじめていたのかも。
なぜ、あの事件が起こったのか。人の心にどんな変化が起こり始めていたのか。

それにしたってさ、高橋容疑者全国手配がかかってから(6/4以降)、随分逮捕までに時間がかかったと思わない?
今日は、いろんな意味で重要な国会の動きがあるはずの日、だよね~
ほんと、よくやるな~と
そんなにうまい偶然が、何回も何回も起こるはずがないのに~~??
って、昔なら不思議に思ってただろう(笑)
あきらめない、希望を失わない、ってどういうこと?