日々の泡

こころに浮かんでは消え、消えては浮かぶ
日常のありふれた風景をスケッチ

恐怖分子

2015-04-25 22:49:16 | 社会
これ、ほんと凄かった!!
エドワード・ヤン監督

(フライヤーみて)これは観たいぞ、見逃すなよ・・・とワタシの勘がささやいたの。
見逃さなくてよかった!!!!!!
最近特にこういう作品に惹かれるようになってきて・・・
まだまだ出会えていない素晴らしい作品ってたくさんあるんだろうな。
観たい観たい、会いたいもっと、もっと。
あ。初公開の時のフライヤー、ゲットしました。大切にします。

最近心に残った言葉

2015-04-22 17:45:53 | 日々
ある連載からの引用です。
人生は点ではなく、やはり線だと、一本の道のごときものだと感じるようになった。
「あのとき、あのとき……」と、過ぎた日を思い起こすにつけ、懐かしさと後悔と、恋しさと淋しさと、それからしみじみと切ないあたたかな気持ちを心に覚える。
私に繋がる何人もの人達の人生、どの人生もみな同じく尊いものであることを、理屈ではなく、その良し悪し、長短ではなしに、本能で感じ取れる。
若いときには……わからなかったなあ。
よい文章だな。。。運命(って言葉じゃない言葉を探すがみつけられない。)が違っていたら、吉本隆明とばなな親子(実際のところは、他人にはわからないけれど)のようになれたのではないかな・・・・人生いろいろ、ですよね。。。

そして、婦人公論だったと思うけど、そのばななさんと、作家山田詠美さんの対談だったと思う。(違っていたらごめんなさい)「土地とつながること。人と向き合うこと。」という言葉がすごく印象に残った。

ワタシの向かいたい光が、その方向にあると思えるから。

朝から・・・

2015-04-18 11:45:05 | アート
twitterで笑わせてもらった!!
宣伝の意味で、ここに書いてしまってもいいよね。
愛があるから!(笑)

「水の声を聞く」でベルリン国際映画祭(フォーラム部門)ー日本ではコンペティション以外TVとかで報道されることはないよね(日本らしい。)参加の山本政志監督の発言が面白過ぎる。
「映画の上映に間に合わなくても、飲み会に参加したい人は劇場に問い合わせて。呑んでる場所言っておくから。」って!!!

ワタシ失礼ながらそれまで山本監督のこと、全然存じ上げていなかった。理由は簡単。独立系の映画を観る事のできる機会が地方ではほとんどなかったから。あったとしても、それは一部のマニアに限られていたと思う。「水の声を聞く」を知ったのも、たまたま知り合いの作品をみるため上京して、ユーロスペースに足を運んだから。ユーロスペースに置いてあったチラシが、ワタシを強く呼んでいた!(笑)まさか観る事ができるとは思っていなかったけど、仙台で観る事ができた。主演の女優さんの名前も知らなかった。友人に「石原さとみじゃ、ないよね?」って聞いたら、「ヒョンリだよ。」って。

仙台で上映が終わって、監督が確かに舞台上(舞台挨拶の時)で「終わったら、時間のある方飲みに行きましょう。」と言っていた。ワタシは当然リップサービスと思っていたから客席でゲラゲラ笑って聞いていた。終わってロビーに出ると監督と劇場支配人が並んでいた。仙台のお客さん、びっくりするくらいサラッとしていて・・・。ワタシは監督に本当に感じたことを一言伝えたかったから「すごく面白かったです!」って言った。(それで帰るつもりだった。)そしたらワタシの顔みて「じゃ、呑みにいくぞ!」って言ったの。「ハッ??・・いや、そんなことは・・・」(できないでしょ、あまりにも図々しくて。だって田舎育ちだもん。社交辞令で言ってくれてるのを真に受けてはいけません、って空気が田舎にはあるの。ーこれが東京出て役者修行をしている時の一番のネックだった。控えめな方が美徳とされてる地方育ちのワタシが、もっと前に出ろ、とかアピールしなきゃだめだろって注意されるの。でも演劇人にも、そうじゃない、って言う人もいて。もうなんなのよ!?とか内心思ってNYに飛んだ!!(笑))心のなかでは、こんな作品を作れる人の話を聞いてみたいよ、と思ったけど。。。心の準備(どんな?)もできてないし・・・とか葛藤。そしたら横にいた支配人が「行けるなら行って。せっかくの機会なんだもの」って背中を押してくれた。「えー、ほんとにいいんですか?!」ってワタシ。他にもいるし、って紹介されたのが若者二人。映画の勉強でもしてるのかな?ってびびったけど、すごくよい人たちだった!(ひとりは地元仙台の女の子ですごく可愛い子。ひとりは岩手から。忘れられない名前を持つ男の子。この子は演劇のWSにたくさん参加していた。)五時すぎくらいから始めて、途中支配人もかけつけて、あやうく終バスに乗り遅れそうになるくらい、話が盛り上がってしまった。映画監督さんを呼んでトークショーなんてことがあるけど、そんなのとは比べ物にならないくらい深い話が聞ける(特に地方では、参加者が限られる分。)監督は、ほんとにほんとに映画が好きでたまらない人だから、映画が好きな人は遠慮なんかしてたらもったいない、と思う。監督はマジで言ってるんだよ。PS あとで気づいたけど、その日は監督の誕生日だった。知っていたらお祝いしたのに。

そして、そして「神々のたそがれ」これ、本当に凄いんだと思うな!!
凄いに決まってる観る機会があるといいな~。

つかこうへいのことば(botより)

2015-04-16 22:36:02 | 日々
この際、はっきり言っておくが、一字一句間違えずに台詞を言われたって、私は何も嬉しくない。他の劇作家と違って、私は意地悪く上演許可を与えなかったり、一字一句間違えずにやるように強要したりしない。そんなことより、私は「役者の活き作り」を見たい。


ワタシも、一字一句台詞を間違えない事を強要する劇作家なんて大嫌いだ。
どんなに優れた作品を書いたとしても、どんなに生い立ちが不幸であっても。
ワタシは直接自分が見たものしか信じない。誰がなんと言っていたとしても。
ーだから「あの事件」を深く考えることはしなかった。
でも、感じてしまった。
人の心に生き続けていく作品というのは、作った人が忘れがたく素敵な生き方、考え方をしている人が作っているからなんだと。人や自然や人の営みに対する愛を持っている人が作っているから、人は心を動かされるのだと。いくら言葉でうまく表現したつもりでも欠けているものはわかってしまう。ここ数年いろんな出会いや導きがあってはっきりわかったこと。よかった。