日々の泡

こころに浮かんでは消え、消えては浮かぶ
日常のありふれた風景をスケッチ

そうだったんですね。。。

2014-10-29 11:51:50 | 日々
先日山形でライブをしてくださった高木正勝さんのインタビュー
ライブの中でお話してくださったことがたくさん載っていました!
山奥で暮らす/人生を変える感じ方

ライブでお話されていなかったことで
「おおっ、そうだったのかっ。(やはり・・)」と思ったのは・・・・

自然と人との繋がり、とか、見えないけれど、そこにあるもの、的な?ことに深く共感を覚えるようになったきっかけ、というのは、ワタシの場合、作家の石牟礼道子さんの文章に出会ったことだったからです。
東日本大震災が起こるより大分前のことでありました。
ジブリ映画の「となりのトトロ」だとか「もののけ姫」といった作品が、(ワタシの中で)現実以上にしっくりくるように思える意味を、自分でも捉えきれていなかった時、それをはっきり言葉にして伝えてくれていたのが、雑誌で読んだ、石牟礼道子さんの文章(言葉)でした。水俣のドキュメンタリーで石牟礼さんを拝見した時に、なんて美しい生き方なんだろう、と思いました。
高木さんのインタビューの中にも、石牟礼さんのお名前が出てきました!

映画や音楽に、本質そのものを求めていきたい、という流れが生じ始めているのを強く感じます。
それは、昔に還る、のような意味が含まれているのが、とても興味深いことだと思います。

昨日の出来事

2014-10-25 11:46:12 | 日々
夜のレッスンが終わった頃、スタジオで、生徒さんのひとりの携帯が鳴った。
「ちょっとごめん。。。」と言って携帯に出る。(途中からスタジオの廊下へ)
ワタシは帰る準備。。。しばらくして携帯を終えた生徒さんが戻って来る。
「えへへ、今の電話の相手、40年ぶりの人だった。それだけ生きてるってことだよ~。仲よかったんだよね。」って。
スタジオで話してた時の様子からして、相手は、ついさっき別れてきたばかりの職場の人と打ち合わせかなんかをしているかのようだった。。。。

40年ぶりで、予期していなかった相手から連絡がきたら・・・どういう反応をすると思いますか?
相手との関係にもよると思いますけど。
なんか、想像だけしてみると、単純に「ものすごくびっくりすると思う。」というのが多くの人が考えそうなことだと思いませんか?
いや、たぶん、実際にびっくりはすると思うんですよ。だけど一方で、予期していた、こうなることがわかっていた(予言者じゃあるまいし・笑)なんてことでは決してないのに、人って、意外と冷静に、まるで昨日の続きのように、止まった時間から再び動き出せる、ということに驚いてしまうのです。あれは、一体どういうことなんだろう?って。いや、自分がそうなんです。さすがにワタシは、せいぜい30年ぶりくらいですが・・・・自分が、もっと驚いてもいいのではないか?!と思いながら、ごく当たり前のことみたいに対応している自分に驚いている(笑)・・ただ単にワタシとか、ワタシの周辺の人(類は友を呼んでる、ってことで!)ってことなのですかね?
そうじゃないなら、この感情のメカニズムを、「おっ、なるほど!」と思えるように解説してもらいたいな~
あ、演出家、「森田雄三さん」に質問してみよっか?・・「そんなの、おまえだけだ。」って言われたら身も蓋もない~

それは、あまりに突然に・・・(笑)

2014-10-23 16:28:18 | 日々
これから書くことは、自分にとって節目を記録するような意味があるように思えて・・(自己満足かな~)
興味のない方は、読まないで~(笑)

他人に言葉にして伝えることで、はじめて「あれっ、自分てこんなこと考えてたんだ!?」って、(逆に)自分の言葉に自分がびっくりすること、ってないですか?
もしくは、あまりにも無意識に、自分の近くにあった考えが、なぜかその時突然(言葉にしたことによって)自分の意識の領域の扉を開けた!みたいなことって。
突然ですが・・・(笑)ワタシ昨日、ずっと探してたことの答えを、見つけちゃったみたいなんです~~~。ハッ?!でもあり、おお~~~!!!でもありいの。

それは、自分の経験の話をしていた中で、過去に出会った人のことを思い浮かべて、その人のことを言葉にした時のことだった。
ー「奇跡の人」でヘレン(ケラー)が「WATER!!」って叫ぶ感動のラストシーン(笑)冷たい水が自分の手に流れ込んできた時、その瞬間はじめて「ものには名前があるんだ!」ということがわかり、新しい世界への扉が開かれた時の彼女の気持ちって、きっとこんなだったろうって(おおげさ

ある人、とは、アスリートなら一度はお世話になったことがあるかも~という、今では、たくさんのスポーツ選手が使っている「キネシオテープ」を開発した、加瀬建造さん、という方のこと。ワタシも昔は、身体のケアのことに無頓着で、恥ずかしながらよく腰とかを痛めていてキネシオテープのお世話になっていたものです。そんなこともあり、キネシオテープを使って治療をしている治療院が、受付のアルバイトを募集していたので応募したら、採用になって。でもまさか、テープを開発した本人直々が医院長(会長)をやっているとは思わなかったー。テーピングというのは、(キネシオテープ)以前は「固定するもの」というのが常識、だったのです。でも、彼はそのことに納得できなかった。そして、その分野で先進的だったアメリカに渡り、日本では珍しかったカイロプラクティックのDRの称号?資格をとるのです。そして、人の筋肉と同じ伸縮率を持つテープの開発に辿り着き、自らの、「テーピングを使用することで、人間が持っている自然治癒力を引き出す(ワタシは専門家ではないので、これ以上の説明はできませんが)という全く新しい理論を世に広めたのです。常識って、ずーっと変わらない、って思いがちだけど、現実は決してそんなことないですよね。
そんな事を話しながら、ワタシ気づいてしまったんです(笑)「よく、そういう人に会うよね」って、友人とか知り合いに驚かれるんですけど、(ま、自分もちょっと)今まで出会ってきた人たちの中で、確かにそういう人が多いって。自分に影響を与えてくれてるのも、そういう人。出会う確率なんてとても低そうに思えるのに出会えちゃった人って「まさに(気づけば)そういう人たちばかりでは・・・・」ーそういう人・・常識から自由で、自分の信じるものを貫きたい、と闘ってたり、もがいてる人・・だよ!!・・ということはさ・・・自分の中にも、同じような種や、芽がっ・・・・(あるってこと?)
・・・・・ぬぬぬ・・・・引き寄せの法則・・・なんて言葉には、1ミリだって興味なんかもたないけど!
現実をみれば、類は友をよぶ、よろしく価値観が似ているものが集まるのも自然の道理にも思える。
田舎で育ったワタシは、自分がどうしたいか、ということよりも、他人がどう思うか、を優先するコミュニティ環境に馴染めることはなかった。
そう考えるならば(そう思い込めば?)、どうしてあの時ワタシあんなことしたんだ?って(謎だった)ことの理由もわかる気がすることがたくさんあるっ。脳みそよりも、身体が先に動いちゃうタイプ、だね(苦笑)
古くて大切なものは大事に残す。だけどそれを尊重しながら新しい魅力を加えていけたら、先人はきっと喜んでくれる気がする。
古くて、いいな、と思えないものにしがみついて生きるのは、まったく魅力を感じられないよ。捨てちゃえば~、と思うんだけど。。。
今まで生きてきて、とてもたくさんの選択をしてきた。そして選んだ道の先が、どこに続いていてほしい、と願っているのか、ほんのちょっぴりわかった気がする。
こんなこと書くのは恥ずかしいぞ~、と思いながら書いちゃった

届いた~

2014-10-21 11:46:48 | 映画・音楽
 I See You While Playing The Piano (by/Josei)

丈青さんを知ったのは、saigenji(ギター&ボーカル・・)さんのアルバム「Innocencia」の中におさめられていた「雨の匂い」という曲をCDで聴いたのがきっかけ。
saigenjiさんの素敵な曲「雨の匂い」で、これまたとびきり素敵だ!と、思わず思ってしまったKeyboadを弾いていたのが丈青さん、だったのでした。
ワタシのライブデビュー(お客さんとしてだよ)は山ブラさんがまだ、テルサのリハーサルルームなんかでライブを主催されていた頃で(なつかしい!)、デビュー直前かデビューしたばっかり?のsaigenjiさん、と保護者みたいにほほえましく演奏していた源之新(パンディエロ)さんのDuo(厳密にいうと、その前に大切なきっかけをつくってくれたライブもありました。)
ワタシの記憶には、印象に残った出来事、もの、人をいれておくポケットがあるのです。だから、丈青さんの名前もその中に。でも、大抵の場合はそのままになったり、あ、TV出てる!って思うくらいのものですよね。(と、思っていました。)

ある瞬間、繋がりの不思議を感じる瞬間があるのですよね。
ワタシの子供と同じ名前を持つタップダンサー。あまり多くはない名前なので、どんな人なのだろう?と興味がわきました。
とても繊細で、東京のタップ界ではちょっと居心地が悪そう、って感じました。舞台も(本人はご存知ないでしょう。話したかな?)拝見しています。(感心できることではないですが、ワタシ、あまりタップの公演とか見ない。)そのタップダンサーASAKIさんと丈青さん(piano)が一緒にライブをやっている。。。
「よし、山形に呼ぼう!!」2人を呼ぶんだったらーとワタシのイメージはばーっと、広がってましたね(笑)そういう時って、会場とかとれちゃうものなんですよね。
2006年の10月のことでした。丈青さんのスケジュールの方がぎりぎりまでわからなかったのですが、ワタシ、来てくれること疑ってなかったな~。
台風シーズンでね、あれも凄かった。ASAKIさんの機転で一本早い時間の新幹線にしてくれたおかげで、無事に到着でき、次の日は山形発の新幹線が台風の影響で動かず足止め。スケジュールでずいぶん、こちらの都合にあわせて調整を続けてくれていた丈青さんも、次の便が動かなかったらさすがにヤバイ、と言って、、、。しっかり動きました。見えない力はあるのですよ。
スタッフも、ずいぶん心配してくれた集客。中でリハーサルや準備におわれていたワタシたちはまったく気づかなかった大荒れの天候のなか、雨にぬれながら、開場時間のだいぶ前から待っていてくれたたくさんのお客様。ドアをあけた瞬間の感動は忘れられない。200名以上のお客さん。(観客席の前の部分は、スクリーンに映し出すためのカメラが動いていたので、ほぼ満席みたいな感じ。)1セットが終わって袖にひきあげてきた出演者の姿と言葉を、一緒に準備でかかわってくれた人みんなに見せたかった!「楽しすぎてやめられなくなっちゃってー。。。」1セットが、予定時間より30分近くのびた(爆)気づいてたけど~ワタシは止めないよ、こんな幸せな時間(♡)台風の思い出は、なかなか悪くないです。今年の秋もなかなかでしたし、うん!