宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

極右思想の終焉証明

2007-07-30 05:46:52 | 政治
さて、選挙の結果が出た。
これを踏まえて今後の出方を、私なりの方策で探ってみたい、と思う。

今回の選挙は、安倍さんを(NO!)と断罪したのは、どんな立場から考察しても、さもありなんである。

(極右)安倍さんの政策に、日本の今と今後の将来を不安視している事ははっきりしているのだ。
安倍さんの全てが「極右政策」(右翼の方々が喜ぶ政策)で動いていた事は事実なのである。
そして同時に、小泉さんや中曽根さんや石原さんや石原軍団の神通力も消えかかっているのも事実である。

中川幹事長さんなどがいくら安倍さんを弁護しても、この安倍さんの極右方針での方向性が、国民に受け入れられていなかった事は百も承知なのだ。
そりゃこの強引無比で行ってきて、それに(OK!)を出すような国民では「語るに落ちる」というものである。

だから安倍さんは自分で出した物の「尻拭い」を、これからしていくよりない訳だ、と言うよりもむしろ安倍さんや幹部連中は、してやったり!との思いの方が強いかも知れぬ・・・・?
ただじっと、「嵐の過ぎ去る」のを待つ体制をとるだろう。
そりゃそうだ、あれだけ好き勝手に重要法案を成立させる事ができたのであるから、そのツケは止むを得ないだろう・・・・覚悟の上の予定の行動だったのだから・・・・しかし、少し度を越えた負けっぷりは想定外でもあったであろうが、みんな了解済みの事であって、後悔はないのだろう?

それにしても、「人心を一新して」と言う国民のお仕置きと独善で理解するあたり、自分に都合の良いように解釈してしまうのは、右翼の特徴で、分りやすい。
「人心を一掃」の方が・・・・


そして、半年か?一年か?多分、洞爺湖サミット後でしょうかね?やりたいんですかねえ・・・・・・? 「耐える自民党を演出」 した、後、同情票を期待しつつ、やおら衆議院解散に打って出るのであろう・・・・・?

ただただ、民主党の攻勢に、御尤も、御尤も、で、負ければ賊軍、いつかはきっと!と言う思いで対処していくものと思われる。

選挙で落ちてしまった人の分の「責任」を安倍さんは、自民党と落選議員に負わなければならない筈であるが・・・・?辞めないって事は、彼にはそんな気持ちが毛頭も無い、と言う事などだろうなあ?
その先に存在する選挙民までも多分、今の安倍さんでは、見れてはいないだろう・・・・?
何故か?・・・・・右傾に染まりし彼は、きっとその右傾の夢の中だからだ!

大体、今の日本に「極右政策」が根付くと思う事に安倍さんの「甘さ」があると言える。
極右政策は結局は「右偏り政策」とも言える政策であって、その「右偏り」はあらゆる全ての部分に於いて「偏る(アサッテ政策)」のであるから、理論に無理やりの強引イビツな解釈があって、道理やバランスに欠けるのである。

従って「偏り」が病気を誘引し、もたらす元凶になるのは必然形とも言える。

今回の選挙結果は、「病気 (具合が悪くなった)になった事を告知している」ようなものなのです。
あらゆるところの格差(中央地方間格差・官民格差・大中小企業間格差・正社員フリーター派遣間格差等等)は一筋縄ではいかないものがある。
いろいろな病気の元も、資金が潤沢にある時にこそ治療すれば治ったものも、ここまできてしまうと手術もできないほどの金欠状態はいかんともし難い。残念ですが、民主の躍進も多少の対症良薬でしかないだろうと思われます。

何れ何年か先には、「自然の持つ力」が、日本の病気を手術して、根治してくれるのではないかと、うすうす期待しています。
アメリカor中国か?はたまた東アジア協力機構か?・・・・それとも、救世主はどこから現れるだろうか・・・・・?

取り敢えず極右(右傾化)が浸透せず根付かなかったのは、今回の選挙の収穫と言えます。

一時はブログ上でも華々しく席捲した極右思想、近隣国を排斥したがる思想のいよいよ終焉でもあるのでしょう。
片側に偏ったら傾いてしまいます。それは大人の感覚ではありませんな。