宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

日本国の置かれている現況

2007-07-10 16:48:10 | 政治
選挙に入ろうか、というのに敢えて安倍さんをまたまた取り上げる。
小沢さんも弱点があるが、時の為政者ではないので、行う事への非難、批判は今はまだ必要もない。

安倍さんに関しては、あちこち粗が見え隠れしているので、表現する程に枚挙に暇も無い。

彼は、極右であるが故に、多分、防衛に関しての資金投下には「無駄」という尺度は全くないであろうから?・・・・

自衛隊関連業種はウハウハ、彼に投票するであろう?

行財政改革はすっかり「無しのつぶて」であるからに、役人、官僚も多く安倍さん支持に回る筈だ。

行財政改革(所謂しがらみ改革)をしなければ、今後ますます国や地方の財政再建を果たそうとすればするほどに、格差社会(不公平政策)のピンキリ度は広がっていくであろう。
落ち行く生産力と落ち行く消費購買力を良く認識した上で、これからの舵取りをしなくばならない。

住民税、健康保険税、も上がってきた、当然のように固定資産税なども相当の値上がりがあるであろう。
ガソリンも高止まりだ。
キリの人々には生贄地獄の洗礼だ!
これで自民党がドッコイドッコイで乗り切れたら、笑いが止まらぬであろう。

しがらみの改革(おいしい思いをさせてもらっている人々)をしない、する気もない安倍おぼっちゃま政権上では、生計の苦しい人たちは、より苦しく、耐え難きを耐え、て(M)に甘んじ、
生計の豊かな人々は、より豊かに(S)の喜びを享受する。
しかし、多くは当たりくじからは見放されていくであろう?
当たったとしても、妬みそねみから解放されることはないから、あまり喜ばしい事でもあるまい。


こうなって、それでも尚、カリスマと言う小泉さんを渇望している人々がいるのだから、何をか言わんや・・・・である。
何にも分かっていないのだろうな・・・・と、つくづく無知が分かる。
分かっていないのは大将安倍さんも同じで、何処まで認識できているのか、疑問である。
これからの経済運営も政治運営も最高の厳しい状態におかれることであろう?
大きく、広く、長く、見たり、読んだりのできない人(極右であるがために視野狭窄の他人の非難・批判・指摘に聞く耳を持たない)であるからに、日本の不幸を誘発してきてしまうのだ。

安倍さん!・・・古館さんとの問答で、「核廃絶、北朝鮮の核拡散許しまじ」・・・と言うなら、何で拉致に拘って結局、核問題を軽視したんだね?
核廃絶の討議(4カ国協議)に入らせてもらえなかったのは何故かね?
核廃絶よりも拉致解決の方があなたには大事だったのではないのかね?
これからの日本人の多くの不安をもたらす核問題の方が最重要課題なのではないのかね?
あなたの考え方がズレているのはその点なのですよ。
あらゆるところでそのズレの認識ができていないのです。

あなたはロシアと中国と韓国の妙なる一致結束の強さ、というものをどのような観点で捉えているのでしょうか?
そして、これらの国々のアジア全体に与える影響、世界に与える影響、アメリカの見ている、読んでる、アジア相関図をどの程度掌握しているのでしょうか?
離れ小島日本の、とるべき態度の最善手は何だと思いますか?

積もり積もった借金、主権者国民に委任を受けて代理行政の執行者たるあなたの、説明も、謝罪もなく、無駄遣いの挙句の増税。
社保庁だけを悪者扱いで一方的にプロパガンダして逃げてはいけません。
国家行政府と主権者国民との「取り決め」のひとつなのですから、この不信感を蔓延させた責任は、大変重大です。

夕張と国家財政は結局、同じです。
これからは、その財政をまともに戻すためには、相当の覚悟が必要でしょう。
しかし、まともにしようとすればするほど、底辺層の悲劇は拡大していくのです。
自殺者数が4万人になるのは、時間の問題です。

一方だけの偏りで潤す、しがらみのある固い絆を突き崩すような、本気の改革ができなければ、どうにもならない日本の悲劇が必ずや、やってきます。

何の打開策も見つけることのできないのを「無能」と申すのです。
生産性も消費力も漸次衰退へ向かわざるを得ない情勢を見極めた将来展望が必要なのです。

結局、「拉致」は何の進展もないままに、イヤッ!何の働き掛けもないままに無駄に引っ張り続け、空しく時が過ぎ行くままであった。
そういうところに「政治的センス」というものが現れるのです。

自殺者も、何の解決策も見出せぬまま、3万人の大台を変わらず突破させてしまった。
このままの推移を続ければ、国家に対する絶望感、不信感は日増しに高まって、やがて破裂をむかえるであろう?
武器を使っての防衛などを現実の事として考えるよりも前に、もっと深刻に現実の事として考えねばならない事象が「自殺問題」等なのであることが、この方や前の方には、自分の失政事として、理解できてはいないらしい?
必要以上に多い自殺者は「国家運営者としての(恥!)」という意識が持てなくて、真っ当な美しい政治が出来る訳などないのである。

自殺に至ってしまう不安要因と言うものは、ピラミッド形式で蔓延しているものだ、その不安要因は犯罪に向かう者あれば、病気を誘発する者もある、DVもあるだろう、ありとあらゆる事柄に関わってくるのだ。
ただ自殺だけの問題ではないことを推理して欲しいと思う。
そして今正に、不安一杯の坩堝の中に落とし込まれてしまったのだ。

安倍さんの右顧左眄にその自覚も何も無いように思えるのは私だけでしょうか?