ブログ日記 日々のうつろい 

退職後パソコンとガイドのボランティアをし、カラオケ(ポップス)やダンス等で生活を楽しむオジサンのブログ。

当区のガイド

2011-04-28 23:14:36 | 日記
 今日は久し振りの当区内でのガイドである。
 今日の案内は市内の案内コースがある内のつであるが、市内でも高級住宅地として知られた地域一帯の案内である。

 出発は午後分となっているがガイドのメンバーは時間前には集合するというのが基本であるがその時間に来たのは私と会長だけである。

 集合場所はその高級住宅地の真っただ中にある駅で近くに幼稚園から大学までの一貫教育を行なっている著名な学院がある。
 この辺り一帯は大正年に市町村合併をしたが、それ以前は農業中心の村で、しかも米を作れる田が少なく多くは台地の為に雨が降ってもすぐに流れるから乾燥地となり、せいぜい乾燥に強い作物しか作れないということで水にはずいぶんと悩まされて来た。

 ところが隣接する街が大きく発展して時代も明治時代後期になると商売で大きくなった豪商が郊外に別荘や本宅をその村に建てるようになって来た。
 大正時代となるとさらに加速され、豪商の子弟の教育も行なう必要も生じて早くに学院が作られますます高級住宅地化して行くことになる。

 そんな中で上述したように市と村の合併でますます発展し現在見るような状態になった訳だが、今日のガイドのスタートは集合した駅から少し西にある市内でも珍しい前方後円墳を案内する。
 この古墳は作られた当時の面影をほぼ残している市内唯一の前方後円墳である。

 こんな古墳がこの高級住宅地の中にドンと座っていることを知る人は殆んどいない。
 近くに住んでいる人でも周囲に柵がめぐらされているので中の様子も殆んど分からないままやり過ごしている。
 普段は中に入ることはできないが許可を得た当区ガイドの会はその都度申請をして今日のように入ることが出来る訳である。

 参加者はまさか市内にこんな古墳があって中に入ることが出来るとは思っていないから驚きの声が上がることが多い。
 ショッパナのこの古墳の説明は私の案内担当になっている。
 今日はガイドの為に集合しているときにショボ雨が降って来た。

 家を出るときは良く晴れていたので何も考えずに傘も持たずに来たので強く降らないことを願いつつ出発したのだが、もしも、強く降ってきたら古墳の中には入れないことになる。
 というのも土の上に樹木の葉っぱが積もっているので滑り易くなり、万一お客さんが滑って転ぶようなことがあってケガでもされたら二度と中に入る許可が出なくなるからである。

 幸い大した雨でもなくすぐに止んだのでコトナキを得て、順調にガイドが進行し、また最後に私が池のある公園で締めのガイドを行なって散会となる。
 最後にアンケートを書いて貰ったが、参加者のアンケートによると大体満足していただけたようでヤレヤレである。