前作、「劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事」のレビューで、「あっ、イマジンたちで1作っていうのもいいかも~~!」と書いてましたが、実現しました!
主演の野上良太郎:佐藤健が、オダギリジョー以来のライダー俳優最高の逸材といわれるとうり、その後の成長を見せ、スケジュールがとれないからかほとんどでてきません。
いや、なにより前作の舞台挨拶で大泣きしたように、佐藤健の中では前作で“ライダー”は終わってるんやろなぁ~。
イマジンたちがわちゃわちゃやってるのを楽しく見てられたのは、軸として野上良太郎がドーンと座ってたからやということが、ようわかりました。
イマジンが主演というのは、「キング・オブ・コント」でバッファーロー吾郎が優勝してしまうような、あるいは深夜番組「やりすぎコージー」が月9になってしまうことと同じような感じがします。
さすがに良太郎が出ずっぱりになるラスト辺は一盛り上がりするものの、全体的な印象は、はからずも映画本編前に流れたイマジンたちによるお楽しみアニメで、「ファイナル」とか「さらば」とか「完結編」って言ってるのに作られた続きのなかった方がいいのに的内容になってました。
デンライナーを自転車で動かしてる人が、桜井侑斗:中村優一やろと誰もが思ってたのに「SASUKE」にも毎回出るリアル・アスリートの人やって、皆が「ガンバ!」と声をかける『シャカリキ!』ネタが、速攻で入ってたとこが一番面白かったなんて・・・。
コハナの松本環季ちゃんの髪形が、『20世紀少年』仕様(常盤貴子の子供時代)になってたんも、慌てて作った感丸出しやったなぁ~。
東映らしいといえば、東映らしいけど。
★★1/2
佐藤健と同じく、自分の中でも正直電王はクライマックス刑事で終わってるんですよねぇ・・。劇場版キバの最後に本作の予告編が流れた時も、嬉しい気持ちより『なんで?』という疑問の方が大きかったです。
それに急いで作った感は松本環季ちゃんの髪形だけじゃなく敵ライダーの幽汽にも見え隠れしていて、肩のパーツといい、ベルトといい、モロに牙王でしたw
グッズも並んで買うてましたしね~。
幽汽(っていうんですか。響鬼のライダーみたいな名前やな~)のデザインがあれなんは、牙王のフィギュアが売れ残ってるので、塗りなおして売るためなんでしょうか・・・。