『寅さん』?と思うほど、確信犯的な夢のシーンから始まりましたな。
「こんなん見れるとは、ちょっと意外やったでしょ?」って思惑が見え見え(ちょっと良かった)やねんけど、
その後続くシーンが、寅さんの甥っ子吉岡秀隆演ずる茶川さんと、後期『寅さん』の常連メンバー神戸浩演じる郵便屋との息の合ったコメディシーン(前作でもあったけど)であったことから、この映画は本気で新時代の『寅さん』シリーズを目指してんのとちゃうかと思たわ。
でも、寅さんと蛾次郎がよくやってた“さくら”の手口を悪もんにしたり、
流れ者で繋がってた寅さんとリリーの関係をぬるくしたような、茶川さんと踊り子の関係を見ると、やっぱり違うわ~。
ほんで、この映画が決定的に『寅さん』とちゃうとこは、この映画の主人公が一体誰かさっぱりわからんとこや。
一応、前作でも主演映画賞は吉岡秀隆にあげてるから、茶川さんを主人公にしてるみたいやけど、見てるほうからしたら、なんとなく鈴木ファミリーやねんな。
この『続~』では、クライッマクス的なもんを、茶川さんの恋の行方と、芥川賞を獲れるかどうかと、淳之介の親権争いと、親戚の女の子と鈴木ファミリーのお別れと設定しとったけど、一番良かったんは、親戚の女の子んとこ。
24色色鉛筆もええねんけど、成城のお嬢様やったあの憎そい娘っ子の成長に目を細める父親のシーンが良かってん。
ね、主人公は鈴木ファミリーでしょ。
この後、鈴木ファミリーは東京タワーに上るんやけど、ここでやっと気づいた。
本当の主人公は“昭和レトロ”やと。
夢ゴジラも含めて、羽田空港とか、特急こだま号とか日本橋とかね。
鈴木ファミリーが見た東京タワーから見える夕日のシーンを見せなかったのは納得いかんけど、“昭和レトロ”ネタはまだまだありそやな~。
★★1/2
「こんなん見れるとは、ちょっと意外やったでしょ?」って思惑が見え見え(ちょっと良かった)やねんけど、
その後続くシーンが、寅さんの甥っ子吉岡秀隆演ずる茶川さんと、後期『寅さん』の常連メンバー神戸浩演じる郵便屋との息の合ったコメディシーン(前作でもあったけど)であったことから、この映画は本気で新時代の『寅さん』シリーズを目指してんのとちゃうかと思たわ。
でも、寅さんと蛾次郎がよくやってた“さくら”の手口を悪もんにしたり、
流れ者で繋がってた寅さんとリリーの関係をぬるくしたような、茶川さんと踊り子の関係を見ると、やっぱり違うわ~。
ほんで、この映画が決定的に『寅さん』とちゃうとこは、この映画の主人公が一体誰かさっぱりわからんとこや。
一応、前作でも主演映画賞は吉岡秀隆にあげてるから、茶川さんを主人公にしてるみたいやけど、見てるほうからしたら、なんとなく鈴木ファミリーやねんな。
この『続~』では、クライッマクス的なもんを、茶川さんの恋の行方と、芥川賞を獲れるかどうかと、淳之介の親権争いと、親戚の女の子と鈴木ファミリーのお別れと設定しとったけど、一番良かったんは、親戚の女の子んとこ。
24色色鉛筆もええねんけど、成城のお嬢様やったあの憎そい娘っ子の成長に目を細める父親のシーンが良かってん。
ね、主人公は鈴木ファミリーでしょ。
この後、鈴木ファミリーは東京タワーに上るんやけど、ここでやっと気づいた。
本当の主人公は“昭和レトロ”やと。
夢ゴジラも含めて、羽田空港とか、特急こだま号とか日本橋とかね。
鈴木ファミリーが見た東京タワーから見える夕日のシーンを見せなかったのは納得いかんけど、“昭和レトロ”ネタはまだまだありそやな~。
★★1/2