『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「スーパーマン リターンズ」 フォンテ~~ヌ

2006年09月10日 | 映画
当時、ジョン・ウイリアムスの「スーパーマン」のテーマ曲は、「STAR WARS」のパッチもんというのが私の評価でした。
だって「探偵ナイトスクープ」で「蛍の光」を唄った後「仰げば尊し」を唄う事ができないと検証されたように、「スーパーマン」の曲聞いた後は、「STAR WARS」の曲、出てこないだも~ん。
なのになぜか、あの曲と80年代風のタイトルロゴがヒュ~ンとでてくるオープニングにはぞぞっときました。
やっぱり名曲やってんね。

地球の遥か上空、神の視点から地球を見るスーパーマン。
目をつぶって耳を傾けると、自分を必要とする声は、アメリカ合衆国 U・S・A だけではないのだ!
ということに気づくシーンの直後に、ヨーロッパ、南米、アジア、世界中で人助けをしてるわけなんだが、悪人と対峙して説教たれたりしてたら時間かかっちゃうだよね~。
いくら弾丸よりも速く飛べるスピードで飛べるとしても、どうやってんだろう?
説教してる間にも、アラブのどこかでは・・・。
こういうことは、考えないで純粋に見るべきなんだけど、全世界同時に人助けするには、どうしたらいいか?・・・で、導き出した結論は、“世界各地の女にオレの子を産んでもらう”というものだろうか。
「僕はいつもそばで見てるよ」(なんせ心に響かなかったもので正確に覚えていない)という父から子へ、そしてまた父から子へと受け継がれてきたラストのセリフは、親バカで売ってる私なんか感動に身もだえしてるはずのシーンなのに、こんなゲスな解釈(この能力をしょーむないことに使わんと、ちゃんと人助けせ~よ。嘘ついても、父ちゃん分かるねんで~)をしてしまいました。
「我輩は主婦である」で、我輩(斉藤由貴)が、ネグレクトの義妹(猫背椿)に説教するシーンは心に響いたんだけどね~。
やっぱ超人に一般的な人生訓を語られてもあきまへんわ。

それにしても義理の父は、義理の子であるにもかかわらず、我が子同然に可愛がってるふしがあって、むしろクラーク・ケントよりもいい親父ですわ。
この親父がなんか語ってたら、きっと泣いてたね!


★★1/2(見方誤る)