京都楽蜂庵日記

ミニ里山の観察記録

オトメツバキ(乙女椿)

2013年04月01日 | ミニ里山記録

上品なピンク色の花弁を重ねて庭で咲いている。生け垣にしている家もあるので、

都市部でも結構見かけるが、意外と名前を知らない人が多い。オトメツバキは、

他の種類の椿と違って、雄蕊も雌蕊も見当たらない。送粉者となる虫や鳥が来る

のも目撃したこともないし、実もならない。しかし、この木の直ぐそばには、

明らかにこれから繁殖したと思える若木が何本か生えている。

なんだか不思議な椿である (N6P4)。


花弁(はなびら)の肉やはらかに落椿 飯田蛇笏

 


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