京都楽蜂庵日記

ミニ里山の観察記録

トラフシジミ

2017年07月16日 | ミニ里山記録


どこからか家の中にが入り込んで窓ガラスに止まっている。夏型のトラフシジミはこのあたりではめずらしい。この蝶の後翅の端についている黒い物は、偽眼でヒゲのような突起と相まって、偽頭を形づくっている。昔は、蝶は見かけしだい展翅して、標本箱に送り込んでいたが、最近は、写真を取るだけで逃がしている。学術目的の少ない野外動植物の採集は、控えるべしというのが世界の趨勢といえる。それだけ自然が脆弱になっているということである。

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