お湯の国 日本

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善光寺仲見世(長野市)

2019年12月04日 |  🚅関東中部紀行 .

                     【信州温泉探査・長野善光寺 2019.6.30】
小雨模様は前日と変わらないが微かに陽射しも見え、雨上がりの石畳が美しい、門前街
を本堂に向かって進む。長野市は真田松代藩の城下で、城主の再三の移転要請にも拘わ
らず、門前街の商人達は松代城下に行かなかった。結果、現在の門前街中心に繁栄した。

解説:本来であれば、長野市の繁華街(長野駅を含む)は千曲川を南に渡った松代地区
   であった筈である。しかし、善光寺の門前街として繁栄した商家は善光寺の威光
   を後ろ盾に松代城下への移転を拒否し、城主も流石に善光寺に対して強硬な手段
   を示せなかったと推察。今は松代城下の施設と言えば藩校のみが残っている位だ。

考察:2019年10月の記録的大雨によって、長野市の千曲川流域は大洪水に見舞われた。
   結果的に善光寺周辺の高台の商店、施設は被害を免れた。歴史的に観れば、神社
   仏閣は尊拝の対称として高い場所にあるのが常。逆に大名は繁栄の為に平城城下
   を形成する。この事が今回の大洪水から商家を守ったことになったと推察される。

参照:①お城と民家しかない松代城下の松代城址  ②松代藩藩校「松代文武学校


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