有馬温泉の温泉探査をする時の基地が神戸三ノ宮駅だ。駅地下の餃子店専門店
「ひょうたん」で餃子をツマミにビールで一杯、明日の温泉調査に備え体力増強。
記録:一日平均乗車人員121,332人(2015年)路線:JR神戸線、乗り換え(
阪急電鉄、阪神電気鉄道、神戸新交通ポートアイランド、神戸市営地下鉄)
参照:三ノ宮駅ガード下餃子の店「ひょうたん」
阪神淡路大震災で被害を受けた庫裏を修復中その基礎から豊臣秀吉の
湯山御殿遺跡が発見された。徳川時代になり、豊臣の文化は徹底的に
破壊された。湯山御殿も破壊されその上に庫裏が建築されたのだろう。
宗派:浄土宗 本尊:阿弥陀如来 開祖:聖徳太子(伝)
指定:神戸市史跡(豊臣秀吉湯山御殿)
映像:豊臣秀吉、ねね夫婦が浸かった湯殿が発掘・復元
有馬温泉は戦国時代では京都に近い温泉の中では最も太閤
殿下に愛された。太閤と正妻ねねは湯浴に通ったのである。
現代の湯治。拠点極楽寺地下から太閤の湯殿が発掘された。
( ↓ 太閤湯殿館:太閤秀吉の湯殿を保存、合わせて温泉縁起展示)
後日談:その後の研究で、太閤殿下(秀吉)の為に設計施工された湯殿であったが
実は、太閤殿下はご高齢で、この湯殿が完成する前に亡くなったという。
しかし、太閤殿下はことある毎に有馬温泉で湯治をしたほどで、有馬好
きなことは違いないであろう。この湯殿は日本で初めての座湯だそうだ。
映像:有馬温泉を代表・象徴する源泉井戸。天神神社境内にある
関西の湯処と謂えばやはり、有馬温泉。京都を旅して宿は有馬温泉
が、温泉通の京旅といって良いだろう。実際、太閤秀吉は京都から
ねねと一緒に有馬まで何回も足を伸ばしている。此処は太閤の湯処。
【Data】含鉄ー食塩泉 98.2℃ PH5.89 毎分28㍑ 源泉:天神泉源
参考:本物の名湯ベスト100‐11 有馬温泉(講談社現代新書:石川理夫著)
学術:日本温泉地域自然資産No.83:歴史的源泉(日本温泉地域学会編)
解説:鉄分を含み、空気に触れると酸化する。太閤秀吉は「金の湯」
と呼び好んだ。このことから含鉄の湯は黄金の湯とも呼ばれる。
参照:北の黄金の湯=黄金崎不老ふ死温泉
南の黄金の湯=筌ノ口温泉共同浴場
東の黄金の湯=渋温泉大湯共同浴場