京都丹波に時代劇映画などのロケ地になったことのある琴滝がある。
この滝は高さが43mあり、日頃は水量が少なく、一筋の滝などと紹介されたりする。
この滝とその取り入れ道路の坂道周囲にLEDを飾り付け「冬ぼたる」と銘打ったイルミネーションが、7~8年前から開催されている。
今年はLED65万球が飾り付けられ、年々規模拡大されて話題となっており、数年ぶりに今宵出かけた。
取り入れ道路の片方には滝の下流となる小川があるが、その川がLEDで飾られており、夜間でも川の流れを浮き上がらせていた。
実に美しい飾り付けであるが、光華女子大学などボランティアの学生諸氏には、寒さと危険の中での2ヶ月間であったであろうと思いながら、メーンである滝にたどり着いた。
滝の流れに沿って、滝をイメージさせた13弦のLEDが夜空に向かって幻想的にそびえ立ち、ルミナリエなどの幾何学的な複雑な造形美と異なり、現存する滝を生かした素朴で清楚感を醸し出しているところに、観覧者をうならせていたようであった。
13弦を見上げながら、ボランティアの旧知の茶店主が入れてくれた琴滝ココアが美味であった。
滝を見ながらすするから琴滝ココアであって、見ないで飲めば、ただのココアだというジョークにも気に入った。
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