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日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

食い扶持、維持。

2018-05-24 21:55:18 | 発達応援
 洗濯物がおもしろいほど良く乾く日でした。
こんな日が続くと、桜がシーツにおねしょをしても、
窓辺の定位置のタオルの上でお漏らししても、洗いさえすれば乾くので、
桜の粗相もちぃの換毛期に伴うげろっぱちゃんも苦になりません。

 天気が良いと人も大らかになりますね。

 先日読んでいた、『こどもの「ちがい」に戸惑うとき』と言う本に
「障害児はつくられる!?」というコラムがありました。

 そのコラムによると、1960年代に「特殊学級」の急増があったそうです。

 「(特殊)学級の中には児童・生徒の減少に伴う教員定数減を防ぐ目的で設置されたものもあり、
学級維持のためにいわゆる『行政精簿』を生み出す原因となった学級も少なくなかった」(『日本障害児教育史』)
 つまり、生徒の減少によって教員数を削減しようとすると、教員を解雇しなければなりませんから、
それを避けるために特殊学級が増やされることになり、そこに入れるこどもが必要になったのです。


 上記のようにコラムには書かれていました。

 それまで学校に行っていなかった子どもがターゲットとなったのか、
それまでも学校に行っていたけれど成績が芳しくなかった子どもがターゲットになったのか、
その両方なのかはわかりません。

 ただ、ただ、なんて、嫌な話だろう。

 表向き、子どもを学校に!とか子どもの力に応じとかきれいごとを並べたような言葉で、
裏では、おまんまが食えなくなるのは、さて、困った!と解雇を免れるべく、
知恵を出したのでしょうか。

 今も、小学校の支援クラスが増えた、という話を聞くことがあります。
支援クラスを勧める先生方の意図が、
凸凹っ子が自分の力をつけるための支援クラス選択であって欲しいですね。 

 少子化が進む中、支援クラスが増えれば、学校で「担任」をする先生の数は減らずに済む…、
まさか、今の時代、そんな考えはあって欲しくはないことです。

 でも、どこの世界でも食い扶持を維持するために動くことがある、
ということは肝に銘じておかなくてはなりませんね。

 そして、そんな餌食にならないように、
治って、自由に暮らせるように淡々と修行していかなくてはならないですね。

 私も修行のお手伝いができるように微力ですが、がんばらねば、と思うことでした。