Angela Garden

シンプルに、そしてエレガントに。試行錯誤しながらも、そんな人生を送りたい。

デ・ラランデ邸

2015年06月17日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(東日本)

 

 

ご無沙汰しておりました。 

6月に入り、梅雨も始まり。。。
そして、東京に来てから、もう1年が経ちます。
来たくて来たわけではありませんケドネ
もちろん東京が嫌いなのではありません。
ただ、自宅のある土地が、生理的にどうしても受け入れられない。
環境が悪いというわけではなく、好きで住んでいる人も多い。
電車もいつも人がいっぱい。

もともとは、結婚する時に、昔、夫の父が購入していた土地に
新築で家を建てました。
その時は、私自身は結婚式の準備で頭がいっぱいで、
家を建てる土地のことなど、なにも考えなかったのです。
実家から出たことがなかったので、
どこの土地も、どこも同じだと思っていたのが間違いの元。

それまで、通っていた学校も会社も、東京でとても良い環境だったので、
自分と相性の悪い土地があるなんて、考えもしなかったのです。
まして、自分たちが探して、納得して好きで選んだ土地でもない。
義父は、なんで、この土地を購入したのか、理解が出来ない。。。
現実問題として、夫、私それぞれの実家にも遠い、
何しろ夫の勤務先にも近いとは言えない。。。
なんで、こんな所に住むのか。。。
ずっとそういう思いを抱えて暮らしていましたが、
関西に住むことになって、気持ちが、天と地の差!
やはり、土地との相性は大切と思いました。

が、また東京。いろいろ、本当に苦しいほどに考えました。
義両親名義の土地は、簡単には売却出来ません。
また、人に貸したことで、不快感が倍増。
そのまま、賃貸に出し、別の場所に住むことも考えましたが、
東京では借りる側の権利が優遇されているので、
一戸建てを、所有したまま賃貸に出すのは、
かなり負担が大きいということも分かりました。

結局、リフォームしましたが、
これも、永住したいと思わない土地に建つ家にどこまでお金を掛けるのか。
転勤で、断捨離、無駄なものを手放すことに夢中になりましたが、
一番手放したいものが、重荷がなんなのか、良く分かりました。

が、こればかりは仕方が無いこと。自分の力ではどうしようもない。
結局突き詰めていくと、
この土地に家を建てることになる夫を選んだ自分の責任。
(結婚が決まってから、建築も決まったんだけど。。。)
現実は、なかなか自分の思い通りにはなりませんネ。
でも諦めたわけではありません。

人生で起こることに、無駄なことはないと思っています。
きっとこの先、良いことが待っているはず!
と思って、過ごすようにしています。

 


またこれからは、東京での、今までのお出かけや、
楽しい時間のことを、ボチボチとUpしていこうと思います。



こちらは、神戸の風見鶏の館を建てたドイツ人建築家による建物です。
どことなく牧歌的で、ゆったりとした雰囲気で癒されます。