Angela Garden

シンプルに、そしてエレガントに。試行錯誤しながらも、そんな人生を送りたい。

桜×ヴォーリズ☆神戸女学院

2009年04月09日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)
甲東園の関西学院大学を出て、しばらく歩いて門戸厄神の神戸女学院へ。
こちらは、女学院、というイメージにぴったり。
正門までのアプローチが、秘めやかな雰囲気で・・・
夫が、「俺も入っても大丈夫かな~~?」と不安げ
「そうね~不審者と思われてダメかもしれないわね・・・」

正門脇には守衛さんがいて、声を掛けてくれます。
「お花見に入らせて下さい~♪」
「はい、どうぞ~^^」夫も無事通過!
山の斜面を利用して建てられているのですが、
まるで森の中に入ったようなスロープを上がると、
なんだか、別世界・・・

関西学院大学より、少し華やかな感じでしょうか。
ヴォーリズが好んでいた、スクラッチタイルが多く使われています。

建物との間の多くの通路が、こんな自然を残した道。
草木が多く、空気も綺麗で歩いていて、とても気持ちがいいです。
ちょうど私たちが歩いている前に、卒業生らしい女性4人が歩いていたのですが
「懐かしいね~この道で鍛えられたよね!」なんて話していました。

関西学院大学と同じように、学部ごとに素敵な建物が建てられています。

中庭のようなところを覗いてみたところ。



小さな噴水を中心に4つの素敵な学舎が建てられています。
こんなに趣のある場所で学べるのは、とっても贅沢なことですね。
私の通っていた学校の校舎はシンプルモダンな
現代建築だったので、とってもうらやましいです






こちらの玄関の上のアーチ部分。
小さなタイルが綺麗に貼られているのですが、明るい色のものは
金色のタイル。だいぶ燻されたような感じですが、華やかな雰囲気だったのでしょうね。

その扉の部分を中から見たところ。
私のお気に入り!光の入り具合が、感動的、美しい
ドアの上のアーチ型の窓から入る光が、天井のモールディングの
美しい陰影を浮かび上がらせています。
照明の為だけではなく、モールディングはこんな効果もあるのですね。



扉の真正面にある階段。ヴォーリズの特徴の1つが、
ゆったりとした階段なのだそうですが、
やはり階段がゆったり、緩やかなのは、広々と豊かな空間の象徴ですね。


中庭の片隅に見えるのが、チャペル。
とても控え目だけれど、存在感のあるチャペル。
中に入ってみると、とても感動的です。





そして、こちらが、チャペルの内部。。。
私はクリスチャンではないのですが、こういう場所で
とても心が揺さぶられるような感覚になります。

この光の入り具合が、とても素晴らしく、見とれていると、
いつも、感動を感じているのか、いないのか良く分からない夫も
「もう1回、結婚式挙げていく~??」ですって
「素敵なアイディアだけど~あなたとの結婚式は1回で十分です~~


こちらは講堂です。
休日ですが、中からパイプオルガンの音色が聞こえてきて
とても厳かな雰囲気が漂っています。

こちらの階段も、自然とゆっくり優雅に歩けてしまいそうな雰囲気です。
こういう場所で、自然に淑女として、マナーや身のこなしなどを
身につけられるのでしょうね。

入学式のための準備がされていました。
お花も生けられています。

建物の上には壷飾り・・・

スパニッシュカラーの瓦屋根。ちょっと可愛らしい雰囲気です。
一般の住宅でも取り入れられそう。

グランドに行く途中の門。
グランドでは、先ほどの卒業生グループと数人の女性が
お花見&お弁当を食べていましたが、とても静かで見ていても気持ちが良かったです。

建物の一部には、こんなステンドガラスも。



こちらは、扉に付いていた素敵なドアノブ。
いかにもな鍵穴の形がとってもキュートです。
    

関西に住むようになって初めて知ったヴォーリズですが、
すっかりその建築のファンになっています。
関西にいる間、出来るだけ多くのヴォーリズ建築を
見て行きたいと思っています。

今日もたくさんの画像ばかりでしたが
ここまで見て下さって、ありがとうございます
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