心と体を通して見えてきたもの

個人的な生まれ変わりの体験談。心とは?カルマとは?人間の本質や使命とは?
といったことを考えてます。

第3章 光とともに №1229

2015-04-26 21:21:37 | Weblog
 アストラル体を静穏なものにするために
人々が欲望を持つと、即座に『アストラル物質を忙しく細工し、
人間の欲求と世界の欲求の力がアストラル質料を非常に凝結させ
、絶え間ない「外描写」と形態形成を引き起こしている』
世界が、アストラル界ですから、ポイマンドレースの言う
『汚濁の欲望の誘惑』の世界であり、このような誘惑に惑わされ、
正しい判断が危うくなれば、『邪悪なもの』となります。
こうした感覚の誘惑に惑わされずに、冷静な判断するために
『留意せよ、熟考せよ、そして自分を識れ(№1211)』
とポイマンドレースは言います。
そのためには、感覚や感情や
欲望について理解することが大切です。
感覚や感情の誘惑に惑わされれば、それに基づいた
想念を持ち、それに基づいた言動をすることになります。
その想念がどのような力や性質を持ち、
どのような働きや作用をするかを知り、
冷静に対応できることは大切なことだと思います。
この物質世界での想念の性質や特徴、その働きは
光に似ていることは、すでに第2章で取り上げました(№182~203)。
安易でいい加減な考えや、曖昧な情報や
知識に基づいた想念があると、感情や情緒が
不安定になったり、ネガティブになったり、害されたりします。
こうした不安定でネガティブな感情や精神状態は、
ネガティブな思考や行為と、それに基づいた
カルマを生み出し、周囲に悪い影響を与えますから、
感情や情緒の自己制御は大切だと思います。
『トランス・ヒマラヤ密教入門 第1巻〔人間の本質〕』
によれば、『情緒体は大きな反射板でしかない。
それは周囲から色彩と動きを受け取る。
それはあらゆる束の間の欲求の印象を受け取る。
それは周囲の気紛れと空想に接触し、あらゆる流れに動かされる。
もし熱誠家がそのような事態を許さず、
直観のレベルから高位我を経由して、
したがって原子亜界を経由してくる印象だけを
受信し感知するよう情緒体を訓練していないならば、
あらゆる音が情緒体を振動させることになる。
熱誠家の目指すべきことは、完全に
反射できるようにするために、情緒体を
鏡のように静穏で澄み切ったものにするよう訓練することである。…
このような情緒体をどのような言葉で描写すべきであろうか。
静穏な、穏やかな、波立たない、安らかな、静止した、透明な、晴れやかな…。
これはどのようにして達成されるのか。
いくつかの方法があり、あるものは熱誠家自身の
方向づけのもとで、あるものは大師の方向づけのもとで行われる。
a水平線を日々横切るすべての欲求、動機、願望を絶えず見守り、
そして、その高い等級のもののすべてを
強調し、低位のものを抑制することによって。
b高位我に接触し、その願望を生活に
反映させるよう日々絶えず試みることによって。…
c毎日一定期間、情緒体を静穏にするよう注意することによって。…
各々の熱誠家が自分が何に対して最も簡単に激しい
波動を引き起こすかを自分自身で発見しなければならない
――例えば、恐怖、心配、何らかの個人的欲求、
ある物やある人への個人的な愛情、失望、評判に対する過敏さのような。
次に、新しいリズムの賦課、明確な除去、
構築によってその波動を克服しなければならない。……』といいます。
№1230につづく

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