心と体を通して見えてきたもの

個人的な生まれ変わりの体験談。心とは?カルマとは?人間の本質や使命とは?
といったことを考えてます。

第3章 光とともに №1217

2015-04-02 20:55:09 | Weblog
 自分を識るための教えとしてのヨガ
マイトレーヤも、ラマナ・マハルシも
「私は誰か」と自分自身に問いなさい、
と言いますし、『アシュターヴァクラ・ギーター』でも
「土、火、水、風、空――あなたはそれらではない……
あなたはこれらすべてを観照する真我」だといい
「あなたは純粋な気づきだと知りなさい」といいます。
このような教えは古い時代からあったようですが、
なぜ私たちは、このような自分自身への
問いかけという思考が必要なのでしょうか。
限りある命の中で転生を繰り返している人間は、
自分が本質的な《ひと》として不死の存在であることを
知りませんが、転生を繰り返しているうちに、
しだいに不滅の存在としての自分、
魂としての自分を感じるようになります。
誕生したばかりの頃は何も理解することのできなかった人間が、
成長し経験を積むにつれて、しだいに肉体を
コントロールできるようになりながら、経験を積み、
経験が知識となり、蓄積された知識が智慧となります。
同じように魂は、人間が転生を繰り返すことで
意識が成長するにつれて、しだいに人間に
働きかけることができるようになり、魂を通して
モナドとの一体化までできれば真我実現となります。
そのためにはたくさんの転生による経験が必要ですが、
意識が成長してくるとそれに合わせた形態が必要になり、
意識の進化とともに形態も変化するようです。
形態の進化については以前も書きましたが、
第三根源人種のレムリア人種(№1145)は、
エーテル体と肉体を完成し、
そのあいだの関係を築くことが目標でした。
この目標を達成するために当時の人類に
与えられたのが、肉体のヨガであるハタ・ヨガでした。
このヨガによって、肉体の様々な
器官、筋肉、人体の枠組みの部分を
意識的に活用し、操作できるようになります。
さらに一段階進んだヨガとして、
チャクラのコントロールによって
エーテル体をコントロールするエネルギーのヨガとして、
クンダリーニ・ヨガもあります。
第四根源人種のアトランティス人種の
目標は、アストラル体の完成です。
そのためにエーテル体と諸センターを安定させて、
アストラル的なサイキック性質の発達を促す
ラヤ・ヨガと、感情や情緒を制御して
献身奉仕するバクティ・ヨガがあります。
私たち第五根本人種の目標は、メンタル体の完成による
統一された自我の確立であり、メンタル体の征服と
マインドの統御を実践するために、
ラージャ・ヨガが与えられています。
現在、ハタ・ヨガをする人々が世界中に多くいますが、
ラージャ・ヨガを実践することで、
魂に意識の中心を置いた人間による
方向づけられた制御を達成することができて、
他のヨガ形態が不必要だということがわかるといいますし、
より偉大なヨガは自動的に、その実践ではなく結果において、
より低位のヨガを包含するものだと
『魂の光 パタンジャリのラージャ・ヨガ』(AABライブラリー発行)にあります。
№1218につづく

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