心と体を通して見えてきたもの

個人的な生まれ変わりの体験談。心とは?カルマとは?人間の本質や使命とは?
といったことを考えてます。

第3章 光とともに №1228

2015-04-24 20:44:10 | Weblog
 嘆かわしく惨めな闇の「感覚界」というアストラル界
この物質世界には、音や振動、色や光など、
様々な感覚を刺激するものであふれていて、
これらの感覚を感じ取るアストラル体を持ちます。
このアストラル体によって感覚を感じると同時に、
その感覚から生まれた感情や情緒を表現します。
そしてアストラル体のあるアストラル界は、
『様々なフォースが出会う場所』であり、
『アストラル界はイリュージョンの、
グラマーの界層であり、リアリティーの
歪められた提示がなされる界層(№1226)』だと神智学はいいます。
ポイマンドレースの話の中で、《ひと》が星辰界と月下界のつりあいから
下界を覗いたとき、円蓋の境界線の張力を突き破り、《ひと》は
その神の似姿を下界に生まれついた自然物にはっきりと見せると、
《ひと》は下なる自然の「水」の中に、己のすがたが映っているのを
見てこれを愛し、それと共に在りたいと願い(№1167)ました。
アストラル界の質料である下なる自然の水の中に映った
自分自身の姿を見て、それと共に在りたいと願うと、
アストラル界の自然物が反応して、
鏡に映ったように形態を形成しました。
自分の想いによってつくられたものであることに
気づかないで、水に映った姿と共に在りたいと願うと、
その想いはただちに作用して、道議なき形姿を生み出しました。
『トランス・ヒマラヤ密教』には、
『世界のすべての人々がアストラル物質を忙しく細工し、
人間の欲求と世界の欲求の力がアストラル質料を非常に凝結させ、
絶え間ない「外描写」と形態形成を引き起こしている』とあります。
何かを思い、欲望を持つと同時に、その想いが
アストラル質料に作用し、思い描いた通りにアストラル物質が
つくられ、それを見てさらに願望に近いものを
形づくろうと、細工を施したり、アイディアを加えたり、
改良したりして形態を自在に変化させます。
それは次々に感情や欲望が出ている状態で、すぐにその想いに
アストラル質料は反応して、新しい形態を造り出します。
こうした人間の想いに即座に反応するアストラル体は、
大きな反射板にすぎないといいます。
そして『それは周囲から色彩と動きを受け取る。
それはあらゆる束の間の欲求の印象を受け取る。
それは周囲の気紛れと空想に接触し、あらゆる流れに動かされる。』と
『トランス・ヒマラヤ密教入門 第1巻〔人間の本質〕』(アルテ発行)にあります。
想念に即座に反応して、絶え間なく形態をつくり続けるアストラル界は、
イリュージョン(幻覚やまぼろし)の、グラマー(魔力や魅惑)の界層であり、
リアリティー(真実や現実)の歪められた提示がなされる界層であり、
『深い霧、混乱、変幻する形態、互いに浸透し合い入り乱れる
色彩に満ちた光景』であることが、ポイマンドレースの話からもわかります。
№1229につづく

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第3章 光とともに №1227 | トップ | 第3章 光とともに №1229 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事