あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

少しずつ。

2010-05-26 18:42:39 | 日記・エッセイ・コラム

少しずつ。
先日、母とふたり薔薇を見に行ってきました。

あやが逝ってから私も母も落ち込んでいたし、そのあと母が肩を痛めたこともあり、出掛けるどころではありませんでした。

けれど、先週末ふたりで久しぶりにランチに出掛け、とても楽しかった。

そうして、花を観るのもきっといいよね、と昨日午前中早めに母と出たのです。

季節柄混んでいて、遠い駐車場に停めざるをえず、母を歩かせてしまったのはちょっと残念。

でも、咲き誇る薔薇をたくさん観て、私も母も、少し嬉しくなりました。

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少し心配かけました。

2010-05-24 21:36:28 | 日記・エッセイ・コラム

少し心配かけました。
先日、仕事からの帰りが少し遅くなったので、母を少し心配させました。

と、いうのもその前に車を運転していて、猫の事を考えていて曲がり角を通り越す、というミスをしたので。

事故でも起こしたのでは、と心配したらしいです。

(注:私は粗忽なので、慣れない道で通り越す事は普段もよくあります)

で、何をしていたかと言いますと、帰り道に雛罌粟(ポピー)が綺麗に咲いているところがあると聞いて、そこに寄っていたのです。

ほんの10分ほどだと思っていたのに、時計を見たら夢のように30分が過ぎていました。

なんだか狐につままれたような気分。

でも、花をぼおっと見ていたら、頭がからっぽになったようで、なんだか気持ちが良かったです。

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ボタンをかけ違えた。

2010-05-22 18:09:03 | 日記・エッセイ・コラム

眠れない。

たぶん、何かがちょっと狂ってしまったんだ。

自分が自分じゃないみたいで、ギクシャクする。

もともと、ごく小さい頃から、眠らない子どもだった。

保育園のお昼寝の時間にどうしても眠れず、しかたないので寝たふりをしたら、先生に“タヌキ寝入りしてる!”と怒られた。

《タヌキ寝入り》という言葉をその時覚えた。

実は不眠症は母譲りで、母も“嫌なところが似た”と言っていた。

母は少女の頃、何日も眠れず衰弱してしまい、とうとうお祓いをしてもらったそうだ。

母の年齢でもお祓いとは前時代的、と思ったけれど、不思議なことに効いたそうな。

(スピリチアルなものを全否定はしない私ですが、たぶん私も似ていますが、母は暗示にかかりやすいせいではないかと)

私も高校生の時眠れなくなり、“よし、いっそ、眠くなるまで起きていよう”と思ったら、夜が明けても少しも眠くならなかったことがあった。

良いこともある。授業中に居眠りしたこともないし、電車を乗り越したこともない。

でも、体力を消耗するし、今日もまた眠れないのでは、と思う不安は結構なものだ。

受け入れるしかないんだ、とも思う。何も思い当ることがなくても、躓いたように突然眠れなくなることもある。

18年も一緒に暮らした家族同然だった猫が、逝ってしまったら眠れなくなって当たり前。

それでもうつらうつらしたとき、再び猫は夢に出てきて、膝に座ってくれた。

若く元気なときでなく、痩せてしまった姿だったのは悲しかったけど、夢の中で何故かなんだか申し訳なさそうに、遠慮がちに膝に乗ってきたのを思い出すと、ちょっと微笑んでしまった。

今夜は、すぐに眠れるといいのだけれど。

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いただきました。

2010-05-18 21:16:50 | 食・レシピ

いただきました。
このところ母が右手を痛めて、体調もくずしているとこのあいだ書きました。

そうしたら友人が、お見舞いをくれたのです。 食材の袋でした。 家に帰って開いてみて驚きました。 全粒粉のスパゲティー、パスタソース、蜂蜜、塩、薄力粉、etc……。

福袋か、サンタクロースの贈り物みたいに沢山でした。 圧倒されましたが、お返しはまた後で考えるとして、有り難く今日、パスタソースを使わせていただきました。

トマトソースのペンネ。飾りにミニトマトのマリネを作ってのせました。 ソースの味は意外にもさっぱり。

母が喜んでくれて嬉しかったです。

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おくる、うた。

2010-05-18 16:39:44 | ペット

以前猫友人(と、言っていいのかしら)の方が、お友達の猫を送るとき、『鳥の歌』という曲で送った、ということを記事に書いてらっしゃいました。

そうして、“鳥の歌はカタロニア語で聴くのがいい”とも教えていただきましたので、そのあと図書館からホセ・カレーラスのアルバムを借りてきました。(カレーラスならカタロニア語で歌っているのでは、と……)

でも、実際のお別れの日は、まず、仕事に出かけなければならなかったのですが、前日まで聴いていたテンションの上がるCDは外し、気持ちを落ち着かせるためにクラシックに替えました。

そのなかで、一番その時の気持ちにひっかかったのは、ポムベルクの『望郷のバラード』でした。

そして、次の日お墓を作るときは、私の頭の中で繰り返し響いていたのは、音楽ではなく詩でした。

アンナ・アンドレーヴナ・アフマートワの『葬儀』という詩です。

 わたしは 墓地にいい場所を探している。

 知りませんか、どこか明るいところを?

 野原のまんなかはとても寒い。

 海辺の岩山は もの悲しいし。

 それにあの女(ひと)は、ずっと安らかに暮らしてきたし

 太陽の光を 好きなのだから。

 私はその墓のほとりに庵をあもう。

 いつまでも そこをわが家としたい。

いままでずっと、忘れていた詩なのです。なぜふいに思い出したのか不思議でした。

そして、最近、あやに向けて歌うのは、実は、子守唄の『ゆりかごの歌』なのです。

あやが元気だった頃も、他の猫たちにも、よく歌った歌でした。

これと、“ねんねこしゃっしゃりませ”という歌は、ねこ、という言葉が歌詞に出てくるせいか、どの子も好きだったので。

素朴この上ありませんが、私はこれでいいのかな、と思っています。

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