Delirium's Mistress: A Novel of the Flat Earth (Flat Earth Series) 価格:¥ 404(税込) 発売日:1986-06-04 |
私が最初に読みとおしたペーパーバックは、『ドラゴン・イン・デンジャー』という童話でした。
表紙に七歳以上、と書いてありました(^_^;)
そのあと、もう少し上の年齢向けのヤングアダルトもので、『ホーンテッド・ワン』というのをなんとか読みました。
これはホラー、なのかな。主人公は高校生で、泳ぎが得意なので海水浴場の監視員のバイトをしていて、そこで出会った女の子とほのかな恋をするんですね。ところがうっかり監視を怠って、あろうことかその少女を死なせてしまう。親友や、主人公に思いを寄せる幼なじみの支えで、ようやくその傷が癒えた頃、死んだはずの少女から電話がかかってくる……。
という先が気になる展開なので、なんとか読みとおすことができました。
それで調子に乗って、その頃好きだったファンタジー作家の未訳作品なぞ取り寄せましたが、それは私にはレベルが高すぎた(T_T)それに、今より取り寄せに時間がかかったので、本が届く頃には翻訳が出ちゃったりしました。
私が二十歳くらいの頃、ちょっとファンタジーブームがありまして。どこを切っても暗いマイクル・ムアコックなんかも読んだけど、私のお気に入りはタニス・リーでした。
一番好きだった作品は、小品だけど、『冬物語』。それと、“平たい地球シリーズ”ですね。彼女のエロティックすぎる作品は苦手だけど、このシリーズは作風とあってる気がする。
この、『熱夢の女王』、私にはハードル高すぎたので、翻訳と照らし合わせながらお気に入りの場面やセリフのみ読んだけど、そうすると翻訳家の方の力、って分かりますね。
ファンタジーだから、ちょっと美文調というか、ムードのある文になっていたりするのだけど、原文はけっこうシンプルだったりして。私が好きなこの作品は、この翻訳あってこそ?!とか思ったりしました。
でも、結局、買うのはけっこう買ったけど、読んだのはわずかで、それもいつのまにか読まなくなってしまいました。(もう何年も……っていうか、十年以上?)
これを機会にまた少しづつ読むかな……。(また川に流されたりして^_^;)