あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

気のまよいの英語 リーディング編その3

2009-08-13 23:29:47 | 本(SF・ファンタジー)

Delirium's Mistress: A Novel of the Flat Earth (Flat Earth Series) Delirium's Mistress: A Novel of the Flat Earth (Flat Earth Series)
価格:¥ 404(税込)
発売日:1986-06-04

私が最初に読みとおしたペーパーバックは、『ドラゴン・イン・デンジャー』という童話でした。

表紙に七歳以上、と書いてありました(^_^;)

そのあと、もう少し上の年齢向けのヤングアダルトもので、『ホーンテッド・ワン』というのをなんとか読みました。

これはホラー、なのかな。主人公は高校生で、泳ぎが得意なので海水浴場の監視員のバイトをしていて、そこで出会った女の子とほのかな恋をするんですね。ところがうっかり監視を怠って、あろうことかその少女を死なせてしまう。親友や、主人公に思いを寄せる幼なじみの支えで、ようやくその傷が癒えた頃、死んだはずの少女から電話がかかってくる……。

という先が気になる展開なので、なんとか読みとおすことができました。

それで調子に乗って、その頃好きだったファンタジー作家の未訳作品なぞ取り寄せましたが、それは私にはレベルが高すぎた(T_T)それに、今より取り寄せに時間がかかったので、本が届く頃には翻訳が出ちゃったりしました。

私が二十歳くらいの頃、ちょっとファンタジーブームがありまして。どこを切っても暗いマイクル・ムアコックなんかも読んだけど、私のお気に入りはタニス・リーでした。

一番好きだった作品は、小品だけど、『冬物語』。それと、“平たい地球シリーズ”ですね。彼女のエロティックすぎる作品は苦手だけど、このシリーズは作風とあってる気がする。

この、『熱夢の女王』、私にはハードル高すぎたので、翻訳と照らし合わせながらお気に入りの場面やセリフのみ読んだけど、そうすると翻訳家の方の力、って分かりますね。

ファンタジーだから、ちょっと美文調というか、ムードのある文になっていたりするのだけど、原文はけっこうシンプルだったりして。私が好きなこの作品は、この翻訳あってこそ?!とか思ったりしました。

でも、結局、買うのはけっこう買ったけど、読んだのはわずかで、それもいつのまにか読まなくなってしまいました。(もう何年も……っていうか、十年以上?)

これを機会にまた少しづつ読むかな……。(また川に流されたりして^_^;)

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気のまよいの英語 リーディング編その2

2009-08-13 18:16:38 | 本(実用書・専門書)

ペーパーバック読快術―英語だって楽しく読みたい (Cat books (12)) ペーパーバック読快術―英語だって楽しく読みたい (Cat books (12))
価格:¥ 897(税込)
発売日:1985-04

さて、『辞書なしで英語が読める』という本を頼りにペーパーバックを読み始めたわけですが。

前回書きましたが、この本のやり方は辞書を引かずリーディングスピードに乗る、ということ。解らない単語は飛ばすか類推する。

が、それが成り立つのは、ある程度のボキャブラリーがあってのことですよね。

私、外国語を読むのって、川を渡るのに似てるな、と思うんです。内容を理解できたら、首尾よく向こう岸に渡れたということ。

充分なボキャブラリーがあれば、強固な橋がかかっているようなもので、向こう岸に渡るのに問題はない。けれどボキャブラリーが乏しいと、それが吊り橋だったり丸太橋だったり……いやいや私はそれどころか、川の中にぽつりぽつりとある飛び石みたいなものでした。何度踏み外して流されてしまったことか((+_+))

そんな私が最初に手にとったペーパーバックは、高校の図書館にあった『不思議の国のアリス』でした。

私も、作者のルイス・キャロルことチャールズ・ドジソンは数学教師で、これは理系脳が紡ぎだした言葉遊び満載の物語、つまり、ぜんぜん初心者向けでない!ということは知っていましたが、他に選択肢があんまりなかった(>_<)

当然のごとく挫折して、もっと簡単なものを探すことになるのでした。

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気のまよいの英語 リーディング編その1

2009-08-13 00:01:37 | 本(実用書・専門書)

辞書なしで英語が読める―童話、旅行ガイドから推理小説まで (カッパ・ブックス)
価格:¥ 714(税込)
発売日:1982-05

数学が苦手だったから、文系かというと、そう自信を持っては言えません。

国語は、現代文も古典も、好きだし得意でした。

けれど英語はダメでした。とくに文法!

もともと頭が固い方なので、さっぱり理解できなくて困りました。

けれど、英語がわかるようになりたいな、という気持ちは人並みにありまして、独学で再挑戦した時、私の選んだ勉強法は、リーディングでした。

何しろ英語力に自信がなかったし、性格も消極的な方だったので、英会話教室なんて考えも及びません。その点、読むだけなら自己完結して誰にも迷惑をかけないし、自分に向いているのではないか、と思ったのです。

それに、高3のとき、私にとってのバイブルとなった本に出会いました。

それがこれ。辞書なしで英語が読めるなんて!ホントかな、と思いつつ手にとりました。

主張している内容は、読書にはある程度のスピードやリズムが必要で、辞書をいちいち引いていたらそれが妨げられるから、解らないところは類推したりときには飛ばしたりして、とにかく一定のペースで読もう、というようなことだったと思います。

けど、これ、ちょっと実用書としては不思議本なんです。

たしか三章(もしかすると四章……?)に分かれていて、最初の章は基礎編、最後の章は応用編なのですが、挟まれた真ん中の章、実践編がストーリー仕立てになっていて。

普段は大学の講師ですが、趣味(?)で英語のリーディングレッスンをしているモグリ先生のもとに、若い女性が教えてもらいに来ます。(彼女はモグリ先生の友人の英語教師の、卒業した教え子という設定)彼女が英語の本を読みたいと思った動機には、どうやら事情がある様子。そうして、レッスンをしているうちに、少しずつ、二人は惹かれ合っていく……という、一種のラブストーリー仕立てになっているのです。

う、嘘じゃないですよ!つくってないです!高校生の私は、ちょっとびっくりしました。けれど、その頃から珍本好きだったので(^_^;)けっこうお気に入りの一冊となりました。

そうして、この本を頼りに、ぽつぽつとペーパーバックを読んでいくことになったのでした。

作家のことなら - sirube ">作家のことなら - sirube

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