20世紀少年―本格科学冒険漫画 (1) (ビッグコミックス) 価格:¥ 530(税込) 発売日:2000-01 |
職場は夏の期間、子どもたちがたくさん出かけてきます。
で、今日、受付近くでうろうろしていた男の子の手の甲に、何か描いてありました。
「あれ、それ何?」と聞いてから、よくよく見ると目の中に何か(ちょっと塔みたいだった。彼には悪いけど手には見えなかった)が描いてあるマークなんですね。
「ともだち?」と聞くと、その男の子はほんのちょっとためらってから、恥ずかしそうに「うん」と答えました。
でも、どうみても7歳くらいの男の子なんですよね。そんな小さい子がともだちのマークってどうなのか((+_+))
でも、タイムリーではありました。今日から、『20世紀少年 最終章』の公開なんですよね。
私が初めて浦沢直樹氏の作品に触れたのは、はるか昔の、20代の始めのこと。仕事中でした。
その日、製版屋さんに仕事を出しに行ったのですが、なにしろ当時の私の勤め先が無茶な急ぎの仕事ばかり出すものですから、こちらがお客のはずですが、受付のおばさん(すみません。たぶん今の私とあまり変わらない歳だと思いますが)は冷たかった。
その日も、さんざん嫌味を言われてやっと受けてもらい、作業場の前室で出来上がるのを待たせてもらいました。みじめな気持ちでした。
ただ待っていると気持ちが焦るので、その部屋にあった雑誌を見ながら座っていました。本来なら、内容は頭に入らなかったはずですが、ふと、目にとまった漫画がありました。
それが、浦沢氏の『パイナップルARMY』でした。
思わず読みふけってしまいました。そして、こんな状況でも面白いと思えるのだから、この人の漫画って何か違う。そう思って『MASTERキートン』を買ってみたのが、私の浦沢作品初体験でした。
でも、『MASTERキートン』と『MONSTER』はぜんぶ読みましたが、『20世紀少年』は読んでなかったので、映画は新鮮でした。
最終章、9月になってから観るつもりですが、けっこう楽しみです。