あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

数学と、ユーモア。

2009-08-11 23:43:14 | 本(エッセイ・ノンフィクション他)

すうがく博物誌 (美しい数学2+3) すうがく博物誌 (美しい数学2+3)
価格:¥ 1,890(税込)
発売日:1995-01

学生時代、致命的に数学がダメでした。

ほんっとぉに、信じられないくらい頭に入りませんでした。

高校の後、美術系専門学校に進んで、数学から解放された時はホッとしました。

とはいえ、数学の方は私を好いてはくれませんでしたが、私の方は、ほのかな憧れがありました。

理解できたら非常に面白い学問じゃないかと想像しましたし、ある種の美しさや、ロマンがあるなぁ、と思っていたのです。

だから、この本も、大好きな本でした。

数学に関する、短く軽い、エッセイ集、というところでしょうか。ちょっと人を喰ったところのある本でもあります。

例えば、アウトプット、という章をみると“インプットを見よ”とあり、インプットの章をみると、“アウトプットを見よ”と書いてある。

でも、その通り繰り返していると、なんとなく腑に落ちたりして。

ちょっとくすっと笑えてきます。

そういえば、数学ってそこはかとなくユーモラスでもあるな、と思いました。

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無限の世界に魅せられる。

2009-08-11 23:03:51 | アニメ・コミック・ゲーム

MIDWAY 歴史編 (集英社文庫) MIDWAY 歴史編 (集英社文庫)
価格:¥ 670(税込)
発売日:2005-11-18

高校生の時、一番のお気に入りの漫画家は、星野之宣氏でした。

漫研に所属していたのですが、あんまり一緒に好きになってくれる子はいなくて、当時はどうしてかなぁ、と思っていました。

けれど今は過去の自分に突っ込みたい。お前が変わった女子高生なんじゃ!

星野氏の作品は大きく分けてSFものと歴史ものの二つにわかれると思いますが、歴史の方はともかくも、SFはまず、女子には好まれないし。(あ、女子高だったのです)

この、自選作品集も、歴史編とSF編に分かれていますが、「あ、SF編は、貸してくれなくていいや」と女子の友達に言われたことがあります(^_^;)

たしかに、どちらか選べと言われたら、私も妖女伝説や宗像教授伝奇考の入っている歴史編の方がより好きかも知れないけれど……。

でも作者にとっては、どちらも違いのないテーマなのかな、と思ったりしますが。

宇宙と、時間。どちらも果てしなくて、解かれない謎を秘めている世界だから。

星野氏の作品を開くと、なんだか自分もその果てしない世界の一端に触れたような気持ちになるのです。

作家のことなら - sirube ">作家のことなら - sirube

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