お、終わってしまった……!
楽しみにしてたのに。ハンニバルとナポレオンと、最終回の重耳(ちょうじ、と読むらしい。寡聞にも、全く知らない人物でした。おくり名は文公)しか観ていないのに!
観ていた方、他にもいらっしゃるでしょうか。NHKの火曜深夜(時間的には明けて水曜日ですが)、名将が采配した有名な戦いを、シュミレーションしてみようではないかというマイナーな番組。
時間が遅いので寝てしまったり観忘れたり、7回のうち4回見逃してしまった。
けれど、その残念な気持ちを差し引いても、名将の作戦や思いがけない奇襲などに触れることは、思った以上に面白い体験でした。
ふと思い出したのは、今も時々会う元同僚のこと。
彼女(そう、女子!)が、一緒に働いていた頃、昼休みに読書していたので、なんだろう、と思って覗いてみると、それがなんと、『孫子の兵法』だったのです。
彼女は涼しい顔で、「ナポレオンも読んだといわれています。面白いですよ。読み終わったら貸しますね」と言いました。
その頃はまだ私だって二十代だったのだから、年下の彼女は24,5だったはず。“孫子の兵法読む女の子、初めて見たー!”思いました。
でも、TV番組で分かりやすく説明されると、戦略って面白いのね、と思ってしまった(^^ゞ
ただ、ホントのゲーム、たとえばチェスなんかだと、“ナイトを取らせて、クイーンを取ろう”とか、ある程度犠牲を払って勝利をつかむのは当たり前のことなんですが、それが実際の人間となると、微妙な気分に。
実際戦争になってしまったら綺麗事ではなくて、まして指揮官となればある部分非情になって、肉を切らせて骨を断つような戦略を立てなきゃいけないのも理解できます。が、コマとなる兵士と、負けた相手のことを考えると複雑ですね。
でも、一方で頭脳ゲーム的な面白さを感じてしまったのですよね……多少反省((+_+))
しかしそれでも、オープニング・エンディングナレーターの俳優さんに、「また、いつの日かお会いしましょう」といわれると、期待してしまう。
かねてから気になっている『ガリア戦記』でもぽつぽつ読みながら、第二弾を待ちたいと思っています。