コマの検定の見守りを2時間外でやった
合格したらメモを取るんだけど数字すら滑らかに書けないくらい凍えてた
目の前で
初めての挑戦、どうなってんだこれは、意味が分からないなりに付き合う、小さな気づきを繰り返し、自分なりに体得していく、ついに技が成立する
という全プロセスを見れるので
心は熱かったんだわ
それぞれ段階の中でその子の性質が色々見えて
もちろん一人一人全員違う
今回は最初から最後までただひたすらコマをしていたまつ毛ちゃん(仮)1時間半くらいぶっ通した頬袋くん(仮)、その他時々やってくる子様々だったけど
なんせぶっ通し組の二人はほんまにいとをかしかった
4級から始めたまつ毛ちゃん、一緒に始めた自分より級の低いえへへちゃん(仮)にあっという間に並ばれ焦りまくる、でも爽やか、なんならえへへちゃんに助言されつつも、もう!とか言ってもトゲがないし、ひたすらコマに向き合う、
ひもかけてのせ5秒成立連続3回の連続てとこが壁、いっときはえへへちゃんに抜かされたりしながらも苦労の末一時間ほどして合格
次は空中てのせ5秒成立、
どうやってやんの?と言いながら成功見本もないまま手探りで始める
自分の方に引き戻したコマが自分にあたるという受難があり、戻ってきたコマを怖がったり逃げたりしながら
苦い思いは抱えていても
しっかり出会うことを楽しんでいるようで
すごいな…と感心してしまう
片付け間際最後のチャンスで見事成立した
ほっとするけど尊敬もする
頬袋くんは30秒回す連続3回から始まる
始めは回し方ひもの引き方すらあやしい
何回かに一回ちゃんと回るときれいなんだけど
なんなら紐落とすし
コマを板に叩きつけてる感すらあった
そんな8級から始まってるのに5級目指すとかいう
そんな彼は自分なりにしばらくやってもうまくいかないと気付くと「どうやったらいいん?」と素直に教えを乞う
小さい四角の枠の中で回す5秒成立の時になかなか出来ず
私が回したのを見てからやったらすぐできた
そして「はるまきが教えてくれたから」と真っ直ぐに言う
そうこうしてたら5級をチャレンジするとこまで上がってきた
コマは百発百中きれいに回るようになってる
当たり前のように
5級はどじょうすくい5秒成立、今までのと訳が違う
案の定教えて、と言うが私もできない
周りの既に出来た子達も、5級は連続3回の壁がなかったからなんかできただけで今すぐできない
しかしわからないなりに自分で探す
別の職員がどじょうすくいできるらしいとどこからやってきて
一発で成立するのを目の前で見て
また頑張る
私が保護者と話している時に「できたのに見てなかった!」と怒ったり「見てなかったのがあかんから合格にして」などと言う
無理や!と板の上に寝転がったりしながらその自分と向き合う
時間的にも厳しそうだったが
彼もまた最後のチャンスでどじょうすくい成立
合格してスッキリした顔で終えた
長い時間をかけてしっかり遊びこめるって
遊び、と言うからまるで楽しいだけみたいに見えかねないけど
実際は修行だ
ものすごい充実した時間だった