ピカピカ

かわいいあの子がくれました
嬉しくて恐れ多くて
壊れたら心底辛くなっちゃう
大事な物の怖さ

今日

尊敬していた上司が、亡くなったと聞いた
年末だったらしい
全く知らなかった

「あなたがやりたいことをして、生き生きしていたら、子どもはあなたを見て大人になることを夢見れる。」
と言ってくれた

その言葉があまりにも嬉しくて
柱にして、生きてきた

一緒に仕事させてもらったのはもう8年も前のことで
顔を見なくても、ずっと在った

顔を見ない、会えないのが普通だったのに
響いてる

宝物だったんだ
と、分かった

ご冥福を、お祈りします。

城

赤くて、高くて、木材がしなる城
千と千尋の湯屋みたいな色彩
浅瀬に建っている
その城は何百年か前に建ったもので
なんか面白い学問の研究をしていたらしい
私はえらい高いとこの木材に引っかかり
それをしならせてビヨンビヨンと遊んでいる
城の回廊は浅瀬に浸っている
そこへねっ転がりながら
海の水がきれいなのを見ながら
私はこの城が大好き、と誰かに喋っていた
晴れていて、暑くもなく寒くもなく、清々しかった

出しどころ

なんだか私の周りには
私の好きなことを私よりはるかに上手にやる人が出てきて
しかもそれが親友レベルになるくらい良いやつで
距離も近くて
それを兄に話したら
「それしんどいな」と言われた
誤魔化していたことを言い当てられた私はギョッとした
強力な味方というよりは
真っ当に望みを潰されているように感じていた
今がどっちもやめる時なんかもしれんと思うくらいは
友人の力に圧倒されていた
20代前半
漫画も芝居もどっちも好きだった私には
両の友人に肩を並べて立つには
時間が足りなかった
だから片方を取った
苦渋の選択と言えるほど
どちらにも力はなかったから
一つに絞って高める作業をしな、なんともなれんと思ったから
それをやる中でさんざんけちょんけちょんになりながら
悉く可能性を潰し切るまで自分から手は離さないと決めたのが芝居だった
あの時「お前、ほんまにやりたいの？」て
めちゃくちゃ自分に訊いた
いつも自分をこてんぱんにするものがあって
それでもやんのか、と訊いていた
怯むならやめろと、いつも脅していた
そのせいで「ほんまにやりたいの？」とめちゃくちゃ人に訊く
誰にでも、友人にも、一回り歳下の子にも、子どもにも
やりたくないこと無理にしたら病気になるから
私は病的に自分に問うてきたけど
それで病気にはなってないから。
昨日、ある人を見ていて初めて
20代前半にぶちのめされたことが恵だったと知った
びっくりした
全然ステキな経緯じゃないと思っていたのに
触発は開花だったと、目に見えてわかったから

美しい妙技(トンビにパン取られた)

あんドーナツ食べながら横断歩道渡ってたら
バサッという音とともにパンがなくなった
まだ二口しか食べてなかったあんドーナツ
飛び去るトンビの後姿を見ながら
あ、これが有名な「出町川端でトンビにパン取られた」
私の後ろから来ていたおばあさんに話しかけられて
「びっくりしましたが、全く痛くなかったです。上手ですね…」と言ったら、大丈夫ならよかったけど、みたいな感じだった
あまりの妙技に
その鮮やかさに
感嘆ばかりで全然悔しくない
めっちゃ腹ペコやったら怒ってたのかな
こんなに感動したのに子どもに話せないのは
歩きながら食べたらダメ、といつも言ってるから
パンよりこっちが悔しい
複雑な気持ち

小田和正

出勤したら私の机の上に居た
かわいい卒業生の優しい母からいただきました
嬉しくて嬉しくて言葉にできない

春は出る

お花が咲いてきれい
たくさん色が出る
目に見える
浮かれてそわそわする気持ちと身体
冬に身を潜めていた、見えなかっただけでずっとあったものが
わいて出てくる
咲いて顕になる
見えるようになる

良いも悪いも

片頭痛持ち

目指してない特徴を取得してしまった
嫌んなっちゃう
エビもカニも大好きだったからアレルギー発覚した時は嘘だと決めつけたけどどうもならんかった
あのエビカニ喪失を受けてる過去があるから
仕方ねえな、としぶしぶ現実を受け止める

片頭痛
いきなりやってくる
頭の中、手当てても届かない
頭動かすと動く
居る、ていう感じ
風呂に入ったらひどくなる
しっかり寝てすぐは出てこない
胸焼けも連動する
食べるの大好きな私に食べたくなくさせる
びっくりしたのは
食べたいと食べたくないが同居できるということ
複雑すぎる機構だぜ…
なんて厄介なマシンなんだ、身体というやつは
対処法は痛み止め、胸焼け止め。
これ完全に負けてる気がして悔しい。
頻度は先月、今月と月一回くらい？
経過を見ながら頭の検査も視野に入れとこう

高畑勲監督が亡くなって、かぐや姫のことばかり考えてる。
改めて作品を全部見直したい気持ちも起こりつつ
かぐや姫のことばかり考えてしまう。
始終泣き通して見た。
かぐや姫が小さくてかわいいだけのシーンも泣いてた
葛藤する場面が多々あって、悔しくて泣いた
女童がわらべ歌歌いながら子ども達とやってきて意識が戻る時も泣いた
生きてる手ごたえがあれば何でもいいという言葉が力強くて、あまりにもだった
だめだ、DVDを買おう、見よう

スパム肉じゃが

すごい適当に作ったのにだいぶ美味しい

スパムを一口大に切って焼き目をつける
じゃがいもとキャベツを乱切りして料理酒入れて炊く
焼き目のついたスパムを入れる
適当に塩を入れる
ガーリック粉や粗挽き胡椒やマジックソルトを適当に入れる
しばらく煮る

なんかすごい美味しい
やったあ

気づきのこまさ

年度末、利用者さんや上司から自分の仕事への評価を貰ったのですが
概ね同じ

最初は粗暴に見えてハラハラしたけど
子どもとのやりとりを知るうちに信用できるようになった

立場の違う人達から見て同じなら
なんの裏表もないということ

親友に「私は愛想よくしてるつもりだったが…」と言ったら
あなたは背も高いし声も低いし、ハナから強そうに見える素養があり、無表情の時が笑か怒どっちに近いかと言えば怒寄りだからではないかと言う。
確かに。
かつ他の人達はもっと愛想を盛る努力をしているらしく
しかも私の稼いでいた愛想はラーメン屋的なハキハキ感で
ここまで容姿様子音エネルギーの出し方を並べてキャラクターを見ると
側からどういう印象になるかよくわかって
面白かった。