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何色何番ぴろりろ

何色何番の村井ブログ。人生全て私の宝物にするために生きています。

早足の彼女

2008-06-21 19:51:28 | Weblog
雨が降ってる

夕方過ぎ

暗いまっくらけ

夏だけど雨の所為でまっくらけ

昼間暑くてサンダルで出かけてた、女の子、傘さして家に向かう



「失敗だ傘は持ってきてたのになんでこうなってしまったかしら







字の違いは知らないけれど、零れると滴る、ならわからなくもないわね





ああこんな字もあるの

うん、違い全然わからない


あめみず温い」



雨から涙を連想する回路、なんともベタbetter、気持ちbitter、しょげかえるのに哂う、女の子



「気分は大事

泣きたい気分ていうのは、そういう独り遊びだから、趣味的だわ

でもきっと、あたしそれだけなのだわ」


独りごちも趣味、付け加えて思う女の子。


「ひとりは境目がないなあ

ひとりごちして黙っちゃうとなんだか寂しくて

淋しい、の差も分からないな

でも考えても分からないな

思い出すにも本当に知った、覚えがないのだもの


あ、だけど

むりくり勝手に意味を付けちゃえばいいのかしら

したら分けられるわ


人に通じなくてもいいもの

だって今ひとりだもの」


雨が強くなってくる

既に足元はびちょびちょ

水のにおい高まる、生臭い

多少息が詰まりそうな思い


「魚じゃないしな」


「…水族館に行きたいな」

「…林に水、だから、なんかさみしいな。

あ、微妙だ。

林に水ってそうお目にかかる光景でもないから、ああなんだかしんしんとしてるのだわ

きっと

少し寒いのだわ」

「寂しい、は、…

全然分解できたものじゃないわ、ああ学が足りない。

いいわ

でっちあげだもの

…想像力が足りないわ、種がないとなにも始まらないったら」


傘に穴が開いている。

ジャンプがさ

柄から水が滴ってくる

ひざ下のスカートも色が変わってる


「誰かいたら

もすこし急ぐんだけどな

今、ひとりだもの


どうにもだもの」


雨が弱くなってくる

「勝手に来て

勝手に行くのね

もすこし強く降っていてよ

むしろもっと強く降ってよ


賑やかで助かるのに

静かにならないで

曇りは中途半端

晴れなんていや照らされなんかしたくない


紛らわして

紛らわして


紛らわしてよ」





こっちばっかり見ないで。













とりあえず気を張れ

2008-06-21 19:14:25 | Weblog
いつでも出し抜かれるよ


そういうふうにできてる


目逸らしたらすぐそこまでうんざりしたってだめ全然だめどんどん距離詰まる


もう25年経っていて私はようやく蓋を知ってきた多分、多分ね



どういうとこに被せるのかしらいでか、敢えて出すか、敢えてしまうか


私にはまだ「盗んで」することが身に付いておりませぬ残念か

「敢えて」がちらつくどうにもなザートラシー人間


わずかな隙間でいっぱい考えよう

言い訳をいっぱいしよう

言い訳をしながら可愛気を必死に盛ればなんとか許してくれる人もいるから

許してくれない人は私をそっと切るから

私の周りに居る人はきっと多めに見てくれる人ばっかりなのだ

優しい世界

お父さんが私に謝る時大体がにこにこしていて「なぜ笑う」と憤慨していた幼少時代だったけども、大事ね




ああくそ


そんな目で見るないらいらする
こっち側にぐだつかないでくれないか
ああそうな
言葉たくさん
全部撤回したらお前はあたしの舌を切るだろな
おもてえおもてえよ
大体が大体を裏切るよ、しかたなくねええか
言ったけど、

愛しのあたしはそんなこと言わないか、そーだなー


さあ言い訳しよ

あたしは別になんも知らんもの

25年たくさん

生きてきて生きてこさしてもらってきたけど別に知らねえよここから道がどうなるとか
しらねえよしらねええよお

あったことを覚えてるだけだよ

それが何になるの

なんもならんげな

でらいみのねえこったわ

刹那のあれで妥協判断の結果を受け止めて更に呑みこむという妥協を

いつでも撤回はなし、撤回と言って眠れるのなら13年前にとっくだわ


何が起こったって「いいよ」って言ってやる。

形相まで庇えない、残念ながら「敢えて」


泣いて惑っても「いいよ」って言ってやろう、そのために




やべえ可愛気がない