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何色何番ぴろりろ

何色何番の村井ブログ。人生全て私の宝物にするために生きています。

悲しいお知らせ

2007-07-21 01:49:00 | Weblog
誠に残念なことになってしまったようで
せきとめようと努力を重ねたのだが、申し開きの仕様もない。
せきとめられると測っていたが、流れは4日続いた雨により勢いを増し
そなえていたはずの力は徐々に喪われ
決定的にしたのは4日目夜の豪雨、既にそれを受け止められるだけの力が残っているはずはなく、むしろ避難して、高みからそれを眺めるだけになってしまったのです。
どうにか干上がらせるには、雨を回避するしかありません
天より降り注ぐものを回避する術など有り得ようものでしょうか
それは土から足を離す事を言うようなもの
たとえ死すともこの身土から離れ得ぬものを。
だからとはいえこの澱み大流れ、見過ごすことそれ自体不可避。

目を閉ざそうか、すれば色は儚くなって、思うほどに薄れよう。
耳も塞ごうか、したら心音がそれに同調することもない。

回避は逃避になり、気付けば内
澱み大流れの速流れ。
見詰めなければこの身流れに流ることすらかなわじ。


役者

2007-07-21 00:18:02 | Weblog
役者がしたい人間です。


本番直前、客入れ中、しにそうになります。
「役者がしたいとか、なんで思ったりするかな、なんでやっちゃうかな、あそこに出て、何にも出せなかったら、あたしは芝居殺しで、役者として抹殺されるのに、なんで行こうと思うかな」
照明の下、板の上、視覚に姿さらして、この身で飛び込んだら、逃げ道ないじゃない。
どうすんの

と、いつも思います。

今まで生きてこれたけど、これからも生きていけるとは限らないんだけどって
思うのです。

殺される、と思ってます。

正味、芝居やるぞって始めた自分は、何日か前の自分で
今の自分とは別物だから、のうのうと言いやがって、勘弁してくれよ。

望んでやってきた場所で、もがくわけです、知っててこうなんですから
両極が自分の中にあるのを、まざまざ感じます。


で、少し巨視して、楽しむのです。
両極とも興奮絶頂で、私の中の何らかが、やたらに細く、縦に伸びて立ち上がるのです。

稽古では絶対に連れてこれない引力です。

この立ち上がりが、役者をやりたい理由の一つです。

本番こそが至上で絶対なのも、殺されてしまう観念も、全部。


ハンターハンターで、ゴンがヒソカと初めて相対したとき、殺されるやばいっていうのと同時に、「楽しくてゾクゾクした」っていうシーンがあります。

それを読んだとき私は
「ゴンは変態だ」と思いました。


私は、その部分においては変態なんだと思います。

「殺される」って言うときほど「生きてる」熱がすごく露わで、

ほら、今それを思い出そうとしたって、その欠片さえここに連れてくることかなわない。









板の上に恋をしています。

侵せない、絶対服従したい偶像。


どんな宗教なんだ…役者って。