

小学5年だから、14年前か。
お母さんが入院してた病院から、家に電話をかけた。
姉に、これこれこういうものを持ってきてくれというようなことで。
そしたら姉が不在らしいから留守電を入れた。
しばらくしたけど、やはり姉から何も来ないので、もう一度留守電を入れた。
頭三秒ぐらいが私の鼻息で、「まだ帰ってへんの?早く帰って来いブタ」とお母さんはメッセージした。
だいぶ長いこと笑いの種にしてたはずなのだけど、今日改めて思い出して。
家族にはブタとかいうなかなかきつい悪口を、当たり前に吐いてたなと、気づいて。
ブランニュー
学童さんが毎日私の頭を



赤茶です。なるほど。
もひとつ思い出、思い出し感覚
「あたし」というのがどうにも恥ずかしくてたまらなかった。

そういう声色で喋れなければ、使うべきではないと考えていた。
「あたし」にまとわるイメージが、どうにも女らしさだった。
私は女子として生きるべきでないとずっと思いこんでいたので、実はこういう風に「あたし」を遠ざけていたスパンが長く
使えるようになったのはこの2、3年だ。
いまではこの愛想のない声色でいう「あたし」が気に入っていて、意外だ。
言葉がまとうイメージが拡大したのか、年々進む巨視がそれをどうでもよくしてしまったのか。
昔より今を自由だと、思った。