食堂で独り

「独りじゃ寂しいでしょうから、一緒に並んで座ってあげましょうか？」大柄な食堂にねーちゃんがサービスジョークを飛ばす。即応するには、ちょっと時間がかかる。気は優しい、ブスでデブの、多分若いおねーちゃん。「ありがとうねえ」と答えるしかない。

いや、佐野温泉の食堂での12時ごろの話。お客は私独り。調理場の山本さんによると、最近平日は非常にお客が少ないという。福井市内、どこでも閑古鳥が鳴いている。我が家の周りは、ウグイスが盛んに何羽も鳴くが、元々住人より獣の方が多いので、出かけてみないと分からない。

出歩けないので、老人だってストレスが溜まるという。若者が爆発するのも時間の問題かもしれない。帰宅して、孫二人と娘を乗せて、ワッセの安文、駄菓子コーナーへ。子供用の買い物かごで「おやつ」をたっぷり買い、それから西村コーヒーまで足を延ばして、コーヒー豆を少し買い求める。

それから、夕飯の支度に取り掛かる。6割、私が作って、娘にタッチ。ワイフは今日も仕事なのだ。1日が長いねえ。不思議と1日が長い。