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れっちゃん一家の日常、ときどきデンマーク住宅

音楽と猫が大好きなれっちゃん一家。デンマーク住宅(odinhome)での家族5人とChipieたんの日常生活記録です

No.20 ■2011.9 冷静に再検討

2012-02-05 22:28:41 | ■ハウスメーカー検討(熟考~迷走~決定)
オーディンホームさんに見積もりをいただいてから一週間が経過。いくら頭の中が真っ白になったとはいえ、このままにしていても仕方がありません。

その後、建築舎さんにプラン再考と見積をお願いしましたが、まだ建築舎さんでは見積作業に入っていただいたことはありませんでした。これが出て、初めて同じ2×4での見積もり比較ができます。ただ、同じ図面のものを見積もり比較するわけではないので、それでどちらが高い安いと言えるわけではありません。それでも、明細により構造材の比較などいろいろわかってくる部分はあると思います。

それはそれとして、オーディンホームさんの方でも、これから何をどうすればどう(コストを抑えることが)できるのか考えなくてはなりません。先週の時点で、森社長には率直なところをメールでお伝えしました。

出来上がるものが素晴らしいのはよく分かっています。それでも‥あくまで自分の予算に見合って実現できたとしての話です。森社長は「今回はあくまで第一回目の叩き台として考えて下さい」とのことではありました。

さて、そんなやりとりのあと、悲壮な決意(笑)でオーディンホームさんを訪問しました。今回の見積もりは建物形状がL字型の第一プランだったのですが、建物がスクエアな第二プランにすれば、それだけで相当まとまった額が落ちますとは言われていました。

ですので、アプローチとしては、

・現在のプランのまま、設備面の変更でどこまで総額を縮小できるか

・その上で建物の形を再考した場合、さらにどこまで縮小できるか

この2段階で考えていくことにしました。いつもの森社長と設計の遠山さんのコンビ、それに私の3人が向かい合って話を始めました。いまさら見栄も何もありません。率直なところをストレートに話させていただきます。そうしないと、お互い無駄な時間と労力がかかりますので。率直なこちらの感想は、いくらいいものが出来上がるとは言っても、あくまで予算とのバランスがあってのもの。また、価格に見合った価値を見いだせるかどうかは、あくまで施主の価値観に最終的には委ねられると思っています。これは家に限ったことではないのですが、私たち自身が、価格と出来上がった家とに本当にそう思えるかどうかだと思っています。

最終的な着地点は、予算内でどれだけ自分たちの価値観に見合ったものを造れるかです。何でもそうですが、もちろん予算には上限があります(当たり前です)。住宅ローンを借りられるだけ借りて実現させるという事であれば、当初の見積でも出来ないことはありませんが、そのために出来上がった後の生活がキュウクツになってしまっては、せっかくの家の魅力も半減してしまいます。

例えは全く違いますが、医療の治療方針にQOLという言葉があります。これはクオリティ・オブ・ライフ、文字通り生活の質という意味です。つまり治療の結果、病気が治ることはもちろんなのですが、その結果生活の質を落としてしまっては、患者にとって幸せになったと果たして言えるのか?ということです。以前は命あってのものだということで、何でも取ってしまうという治療があったそうです。でも、最近はQOLの観点から、なるべく機能を温存した治療が優先されると聞きます。

同じように、住宅ローンで無理をしてその後やりたいことがやれなくなるようでは本末転倒とだと思っています。自分の今の年齢を考え、少なくとも自分が仕事をリタイアした後も延々とローンが残っているような生活はしたくありません。もちろん、これが10年前のことであれば、また話は違います。そんな考えで予算をたて、その中で無理なくやれる範囲での計画実現を目指さなくては。

No.19 ■2011.9 善後策

2012-02-05 07:58:33 | ■ハウスメーカー検討(熟考~迷走~決定)
予想だにしなかった金額の見積もりを見た後、我が家では頭の中が白紙状態になってしまい、半ば思考停止状態が続きました。

しかし、そうも言ってられないので、善後策をたてるべく、連日家族会議です。と言っても奥さんと二人ですが・・しかし、一旦思考回路がショートした?影響は大きく、何かどうしたらいいか分からない・・そんな状態が2~3日続きました。とにもかくにも、そんな風になるくらい予想金額との隔たりは大きかったのです。何せ予算に対し、****万オーバーでしたので!奥さんに至っては、「これってあり!?」と、半ば不信感をあらわにまでする始末。

私も、そこまでは極端ではないものの、いくらなんでも・・という思いもやはりあったことと、ここから予算まで落ち着かせると言っても、さすがにちょっと限度があるだろうという考えが頭にこびりついて離れません。

さて、そんな状態で数日間が過ぎました。そのまま放っておいても解決しないので、本気で対応策・善後策を考えなくてはなりません。まずは第一弾として、やはり建築舎さんに相談することに。Hさんに連絡を取ったところ、タイミングがよかったのか、すぐ当日に会いましょうということになり、会社帰りに、新宿事務所を訪問。約一ヶ月前に提示いただいたプランをベースに、また練り直してもらうことになりました。建築舎さんの場合は、仕様はもちろん全館空調になります。一種換気で、熱交換率90%という驚愕の性能を誇るドイツ製の熱交換器を使用します。また、小屋裏を使用したロフト作成をはじめ、防音室として地下スペースも利用しますが、この地下防音室は9畳もあります。全館空調ですので温度対策もばっちり。そういう意味では、コストがあえば非常に魅力的なプランであることは間違いありません。とりあえずは、前回プランの練り直しをお願いすることとして新宿を後にしました。

No.18 ■2011.9 見積もり・・そしてため息

2012-02-04 17:16:35 | ■ハウスメーカー検討(熟考~迷走~決定)
う~ん、ため息が出ます‥

暑かった8月も終わり、9月にはいった上旬、オーディンホームさんから、待望の見積もりが出ました。月曜日の夕方6時、会社帰りに伺いましたが、最終的には9時半まで何と3時間半もお邪魔して、明細について詳しく説明をきくことになりました。

問題はその金額です。
机の上に置かれた見積もり書の一番上に大きく書かれた総額の数字に眼が釘付けになりました!予想を遥かに上回る、いや・・まさに予想だにしなかった金額が提示されていたのです。

もともと高めなのは折り込み済みですが、それでも、特別高価な素材・設備を指定した訳でない(オーディンホームさんの標準仕様)ので、まさかここまでとは、正直予想していませんでした。まず最初に一発、強烈な先制パンチを顔面に真正面から食らったという感じでしょうか。説明してくれた森社長の顔も、なぜかいつになく厳しい表情に思えてしまったほどです。

見積もりはそれぞれ大項目別に明細が記載されていました。従って、例えば資材の材質を別のものに変更すれば、単価@×使用量でこれだけの差額がプラスマイナスで出るということがわかるようになっています。いわゆる一式見積もりはありませんので、そういう意味では明朗会計でいいのですが、正直言って、その単価が高いのか安いのか自分にはわからないので、判断がつきません。でも、間違いなく安くはありません。ただ、誤解を受けないようにしたいのですが「高い」とは言っても、他と比較して割高であるとか、暴利だとか言っているのではありません。あくまで世間一般に言われている建築費相場(坪あたりいくら?)で表現すると、かなりのものだということです。

もっとも、建築面積の割りに部屋数が多いこともあり(実質5LDK)どうしても価格に跳ね返る部分が多いとは言われました。その部分は仕方がありませんし、納得です。部屋数の分だけ、ドアの枚数、いろんな仕切り部材、壁の枚数・面積が増えます。照明、クローゼットなどの建具、エアコンなどそれに比例してクロス量から何から増えますので。それでも‥です。

正直、奥さんがこれを見てどう言うかを少し考えながら説明を聞いていましたが、ちょっと放心状態に近かったかも(笑)。もちろん、これが確定見積もりという訳ではないですし、これからどこをどう削り、変更すれば、予算に近いものに落ち着かせることができるのか、考えていかなくてはなりません。でも、果たして予算に近づけることってできるのだろうか・・もうあきらめなくてはならないんじゃないか・・本当にそこまで追い詰められた気持ちに近かったのです。

そんなことを思いながら、重い足取りで湘南新宿ラインに乗り込みました。


No.17 ■2011.8 方針決定!・・のはずだった

2012-02-04 16:44:43 | ■ハウスメーカー検討(熟考~迷走~決定)
家族会議・・とは言っても、奥さんとですが(^_^.)・・の結果、大方針は、やはりオーディンホームさんで行くことに決めました。

というより、やっぱりうちの奥さんはオーディンホーム以外は目に入らないようです(笑)もちろん予算というハードルがまだどうなるかわかりません。でも、この問題がクリアできるなら、オーディンホームさんにしたいということを閣議決定しました! 今回いろいろやっていただいた建築舎さんには申し訳ないのですが、やはり初心貫徹?で、オーディンホームさんでいくという総合的判断となったものです。

じゃあ、その理由って?
それは一言で言うのは難しいのですが、性能・価格以外の感性の部分も大きいかもしれません。

【性能面では】
多分、建築舎さんで建てた場合でもオーディンホームさんで建てた場合でも、たとえば数値(Q値、C値)は両社とも同じくらいになるのではないかと思っています。両社とも住宅の基本性能に関し、真剣に取り組んでいる会社です。点数をつければ同じようなものでしょう(と勝手に推測します)。特にC値に関しては実測しない限り、本当の数値はわかりません。また、施工精度の問題でもあるので、最終的にはその会社を信じるしかない部分もあります。

【全館空調か蓄熱式床暖房か】
ここは大きな分かれ道でした。前にも書いた通り、最初は「全館空調」ありきでスタートした家造りです。でも、その後いろいろなものを調べ、各社サイトや本など、自分で情報収集した結果、オーディンホームさんをはじめとする「蓄熱式床暖房」を採用しているハウスメーカー数社を見つけることができました。それを知っていくうちに、本当にいいものはこっちなのではないかと思うに至ったのです。もっとも、その中でオーディンホームさんにしたのは、その「蓄熱式床暖房」グループで、単に一番最初にアプローチしたからだったのですが(笑)でも、いろんなものを調べた今であっても、やっぱりオーディンホームさんにしたと思っていますよ!
ちなみに、基本的な住宅性能面が同じ場合は、全館空調でも蓄熱式床暖房でも、どちらを採用してもほぼ一年中快適に暮らせることは間違いないと思います。

私なりに整理した考えは

・全館空調は夏が得意な設計思想。
空気を暖め(冷やし)、室内を一定温度に保つもの(冬場は過乾燥、部分的な床暖房があればもっと快適だと思う)

・蓄熱式床暖房は冬を得意とする設計思想。
躯体そのものを暖め、その輻射熱で陽だまりのようなあたたかさが感じられる。夏は個別エアコンに頼ることとなるが、地熱の関係で1階は適度にひんやりとした温度に保たれる。

【価格面では】
では、両社の価格面ではどうか?
これは見積もりが出てみないとわかりませんが、多分オーディンホームさんの方が間違いなく高そうです(>_<)でも、そもそも「同じもの」を見積もっている訳ではないので、どっちが高い安いというのは適当ではありません。むしろナンセンスでしょう。強いて言うと、いわゆるコストパフォーマンスという物差しだけなら建築舎さんに軍配が上がりそうな気はします。

【それ以外の要素とは】
それでは、それ以外(性能・価格以外)の部分とは何か?
たとえば、人が物を購入する場合、どこに重きを置くかということがありますが、もちろんこれは人それぞれです。目的のどこにどれだけ価値観を見出すかということだと思います。そして、これを家にあてはめたとき、分かりやすい指標として「性能」「価格」という二つのポイントをあげましたが、それ以外のソフト部分が多くの比重を占めることになるのかなと思います。たとえば「快適性」「満足度」「高級感」・・もっとも、これらも住宅性能や価格と密接に関係し、結果としてこちらに結びつくものではあるのですが。

ところで、特徴的なこととして、いろいろな会社のホームページを見ていて思ったことがあります。また、建築舎さんで2軒、オーディンホームさんで2軒、実際にそれぞれが建てられたお宅を拝見させていただいた後でもやはり同じように思ったことでもあります。

様々なハウスメーカー各社のHP等に、自社の<施工例>として紹介しているものがありますが、よく言えば「バラエティに富んでいる」ことが多いです。でもそれは言い換えると「統一性がない」という感想にもなります。自分にとって、趣味のいい家もあれば、全くあり得ない!と思ってしまうものまで様々なものがあるのが普通です。

そういう意味でですが、建築舎さんの手がけた施工例は、他の会社同様に「いろいろな雰囲気」を感じます。でも、オーディンホームさんのものは違うのです!まさに感性的な「はずれ」がないのです。ここが、私たちのなかで「やっぱりオーディンホームさんにお願いしたいよね」となった最大の理由でした。

住宅においては、その外観や雰囲気、デザイン面での洗練性、そして何より本物だけが持つ気品のようなものを、オーディンホームさんの建てたお宅からは感じとることができます。そして、そこに「はずれ」がないことが素晴らしい。外観的にも、内装・仕上げ面でも、私たちの求めているものと方向性が一緒で、どのお宅を見ても「素敵だな」と素直に思えます。

ただ、誤解を受けないようにしたいのですが、建築舎さんのものが悪いということでは決してありません。施主の意向を最大限に実現してあげることがハウスメーカーとしての責務であることはもちろんですし、それにより施主に満足して住んでもらえることがハウスメーカーとしての誇り・やりがいであると思います。いろいろなお客様のニーズに合わせてプランニングされ、すばらしい施工実績がたくさんあることは間違いありません。

さて、こうして、我が家の方向性は決まりました。あとは資金計画です。まずは、オーディンホームさんの標準的なグレードで、見積もりをお願いしました。とにもかくにも、こんどはその見積もりが出てきてからになります。


しかし、世の中そんなにうまく事が運ぶわけではありません。そうすんなりとは決まらなかったのです・・


No.16 ■2011.8~ 本格的なプランニング <その2>

2012-02-04 15:38:37 | ■ハウスメーカー検討(熟考~迷走~決定)
敷地調査が終わり、オーィデンホームさんに間取りプランニングをお願いしたものの、実際にまだオーディンホームさんにお願いすることを決めたわけではありません。
というのは、オーディンホームさんからまだ見積もりをいただいたわけではないですし、最終仕様も決まってない状態ではありますが、とても予想していた予算では不可能な状況に陥る可能性だってないわけじゃなし。そう考えると他の選択肢を持っていたいという思いもちょっと頭をよぎってました。

このため、他にもやはりお願いをしておかないと・・ということになり、建築舎さんに連絡を取ることとなりました。ただ、建築舎さんのHさんとコンタクトをとったのは約半年ぶりのことに。正直言って、オーディンホームさんとやりとりをしている中で、少し建築舎さんと距離が出てきた部分もあったのです。もっとも、どうしても最初にコンタクトをとった2010の時点ではまだまだ先の事という意識がお互いあったように思います。事実、着工できるのは2012年の春以降なので、中だるみ期間があったのはしょうがないかもしれません。そして、約一年ぶりに建築舎の新宿営業所に向かいました。

蒸し暑い8月の夕方、久しぶりにHさんと面会。訪問したところ、Hさんともう一人待っていてくれた方がいらっしゃいました。よく一緒に仕事をされている(以前は所属されていて今は独立された)設計事務所の方でした。聞けば、Hさんの自宅もこの方が設計されたとか。お話を聞いていて、経験が豊富であることはもちろんですが、様々な現場に対応できる各種引き出しをたくさんお持ちの方とお見受けしました。そして、間取り図プランとパースまで描いてきてくれていました。Hさんには、事前に大まかな希望をあらためて伝えてありましたが、それを元に図面を起こしてみましたということです。

プランはちょっと面白い感じで、1階は階段で4段程度上がったところからはじまります。どうして上がるか・・それは、地下に(完全な地下ではないですが)9畳程度の防音仕様の部屋を設置しているからでした。このプランだとピアノはこの地下室に設置。ピアノそのものはドライエリアから吊り下げ。1FはLDKとバス・トイレ・洗面所で構成。2Fは3部屋(居室がそれぞれ6畳以上+クローゼット)+トイレ、そして小屋裏にロフト部分を利用した9畳程度のスペースというものです。ちなみにこのプランだと我々夫婦はこのロフトで寝ることになりそうです。もちろん、基準法上の法規制は当然クリアした上での話です。地下に関しては容積率不算入ですので、もっと広くすることも可能ですが費用が問題です(当然、地上よりもが~~んと割高に)。換気はもちろん1種換気を採用し、全館空調です。

う~ん、法廷容積率80%で、そのままなら93.42㎡までなのですが「これだけあったらいいよな~~」と、素直に思ってしまいました。もちろんざっくりのざっくりでしかないのですが、思わず「価格はいくらくらいで可能??」と聞いてしまいました。オーディンホームさんもそうですが、建築舎さんも価格に関しては明朗会計(笑)で、全ての部材の明細を付けた見積もりをするということです。外部発注の材料・設備に関しては原価(割引後の実際の仕入れ価格)をそのまま記載し、それに対し全体でこれだけ利益をくださいという記載のようですね。従って、いわゆる一式見積もり的なものはないということでした。それが分かっていてあえて聞いたのですが・・(笑)聞いた感じでは「えっ!それで出来るものなの!?」という感想を持ちました。

どこの会社でもいいというわけではありません。少なくとも自分がいま信頼できるハウスメーカーである建築舎さんが施工してその価格で出来るのならいいな・・と素直に思いました。もちろん、この価格はあくまでベーシックなものを使用しての価格なので、設備仕様によっては上下(下はあまりないか?)します。ちなみに、太陽光発電に関しても最近やはりよく引き合いがあり、実際今施工中のものでも採用しているところがあるそうです。で、これだけ今太陽光が世の中で話題になってることもあってか、需要がうなぎのぼりで、しかも価格もどんどん安くなっているとのこと。ちなみ3.5Kwでいくらくらいですか?と聞いたら、これは原価ベースですが・・150万円くらいで出来るかもしれませんとのこと。これには耳をちょっと疑いました。発電パネルは最近は韓国製が安くてしかも発電パフォーマンスがいいそうです。日本のメーカーのものでも価格は大差なくできますよとも。このくらいの値段なら考えようかな・・でも、あと5年後なら劇的に安くなったりしたり・・?

さてどうしたものか・・と思いつつ帰ってきて、家族会議召集です。