アナザースカイ エジプト

もうひとつの故郷のように感じるエジプト。たびたび訪れるエジプトのフォト旅行記をご覧下さい。

砂漠化

2011年05月17日 | 旅行

 

 

飛行機がカイロに近づくにつれて、気分が高揚してくる。

アフリカ大陸の魔力のせいだろうか。

 

 

                        

 

 

 

革命後のエジプトはどう変化しているのだろう。みんな、元気でいるだろうか…。

 

 

長いフライトを経て、やっとカイロの地へ降り立つ。

4月の初めだが、爽やかな陽気である。空を見上げれば雲一つ無い青い空。

いつもどおりのエジプトだ。

 

 

              

 

 

 

相変わらずタクシーがぶっ飛ばしてくれる。

 

 

  

 

 

 

途中でドライバーが「ここが ムバラクの家さ!!すっげぇ でっかいだろう!!」

娘の通訳だと、こんな感じで教えてくれているらしい。

軍が、壮大な敷地の門の辺りを警備していて物々しい。

 

 

        

                          

 

 

 

いつもの渋滞を我慢して、やっと娘のマンションへたどり着いた。

大きな重い扉を開けると…。

主を無くしていたこの部屋は、薄っすらと砂漠化していた。

 

 

 

                                 

 

 

 

わずか2ヶ月足らずの時の経過で、どこからか封鎖されていたはずの空間に

砂漠の砂は、ヒタヒタと忍び寄り侵食していく。

 

 

   

 

 

 

考古学者の河江さんは、こう表現されている。

「砂埃に覆われる部屋を見ていると、文明とか人間が作ったものを、大地が覆おう覆おうとしているように思える。」

多くの遺跡も砂埃によって覆い隠されてきた…。

 

 

                

 

 

 

さあ!その砂埃達に抗って、掃除!掃除!

今夜眠る場所を確保しなければ。

ちなみに、エジプトは漢字で 「埃及」 と表記される。 納得!