アナザースカイ エジプト

もうひとつの故郷のように感じるエジプト。たびたび訪れるエジプトのフォト旅行記をご覧下さい。

フンドック(ホテル)Ⅲ

2010年09月24日 | 旅行



エジプトの南端アブシンベルの地へ到着。

強烈な太陽光線が、肌に突き刺さる。

痛い!!

エジプト人ガイドが、キッパリ、サッパリした顔で「ミナサマー!イマノ気温ハ54度デゴザイマス。」と言う。





                     





舌に汗腺のないはずの猫が、舌を出してヨタヨタと歩いていく。

私たちは汗すら出ない。自分の影がいつもより濃いような気がする。

椰子の木だけは、大きく元気に風にそよいで立っている。

この地からもう少しでスーダンだ。この暑さ、当たり前なのか。





                     





そんな過酷で辺ぴな土地に建つホテル、セティ。

レンガの堂々としたゲートをくぐって少し行くと、ナセル湖が見えてくる。





       





ナセル湖を横にグリーンとブーゲンビリアの咲き乱れる庭を、ボーイさんにコロコロ トランクを転がしてもらいながら行くと、

私たちのコテージに着く。





                     





中に入ってアラビア風のインテリアに、二人でキャーキャー感激する。





                       


                              





コテージの外へ出てみた。宿泊客は多いはずなのに物音一つしない。





                     





どこまでも広がるヘヴンブルーの空に、燦然と輝く太陽ラーと、ナセル湖の深い藍色が

音を吸い込んでしまったかのように静寂が広がっている。

この世が娘と私二人だけのようだ。

エジプトの空と湖の果てしない空間を独占したような、今思い出しても心躍るホテル、セティだった。