タクシーに乗ってみた。
娘が料金の交渉をして、まとまったようだ。
クーラーがついていないので、窓を開けよう。パワーウインドウではないので 取っ手を探す。
なんと!!ついていない。どこかへいったようだ。
発進と同時につかまるところを探す。なぜなら、すごいスピードで走り出す。
渋滞でも車の間を、恐ろしいほど上手くすり抜けていく。クラクションを会話をしているように、やたら鳴らす。
娘との会話が弾んでいるようだ。
振り返って、後部座席の娘と話す。前を見ていて欲しい。
テンションが上がってきたドライバーは、ますます声がでかくなる。「ガッハッハ!」と笑う。
オーバーリアクションで話すので、ハンドルを持つ手もいいかげんだ。ハンドルだけはしっかり握っていて欲しい。
もう窓の外の遠くの景色でも見ていよう…
そのうち、運が良ければ目的地に着くだろう。
インシャー・アッラー(神の思し召しのままに)