広大な砂漠に、山のようにそびえ立つ人工物 ピラミッド。
黄金の光とオーラを放つ、永遠の美男子 ツタンカーメン。
古都テーベのネクロポリス群。
水没から救うため、世界がひとつになった アブシンベル神殿。
これらは5000年もの過去からのかけがえのない遺産。
そのエジプト文明の謎に魅了され、挑戦し続けた人びとが数多く存在した。
その中でもハワード・カーターはツタンカーメン王墓を発掘するまでは
経済的にどんなに困窮しても、母国イギリスへ決して帰ろうとはしなかった。
若くして早世したシャンポリオンは、ロゼッタストーンの研究を憑かれたように続け、ついにヒエログリフを解明した。
(シャンポリオンがしたといわれているサインの落書)
彼らの発見は、エジプトにますます輝きを加えることとなった。
エジプト学に生涯を捧げた先人達に感謝と尊敬の念を感じずにはいられない。