朱の徒然

変形性股関節症の76歳

大腸内視鏡検査

2019年08月06日 | 日記

 腹が痛い、腹が痛い。父は、直腸がんで亡くなったと姉が言ってたしね・・・。思い切って、大腸がん検査を受けることにしました。

 私は、薬嫌いの検査好き?年に3回は、検査を受けています。

 まず、①無料の「被爆二世健康診断」。② ほぼ無料の「市の検診」そして、③近くの内科医院での「年に1度ぐらいの血糖値・自分勝手受診」をしています。

 清潔で週刊誌のたくさん置いてある内科病院では、(先生、お久しぶりです。 主人がいつもお世話になってます。と、2か月に1回、高血圧の薬と検査に通っている夫の話をします)で、先生の足元が わらじ履きなのを確認します。(薬?いえ、いりません。また来ます) と言って帰ります。 何だか、主治医と言っちゃうのは、患者としておこがましい気がしますが・・・。   

 また、市の検診は、そろそろ止め時かな?とも思っています。胃カメラでグルっと逆さまに体を回転するのもねー、70代では、なかなか大変だよ。胸のレントゲンも、子宮がんもねー、もう毎年でなくっても いい年齢ですよね・・・。そろそろ、検診の自己判断を下す時ですね。

 特に最近は、血液検査で、色々ながんの有無が分かるそうですので・・・・。

 でも、腹は痛い、何故?昔っから痛かったけど,この頃は、頻繁すぎでは?  そりゃ、検査でしょ?(先生、紹介をお願いいたします)。

 で、大病院で「大腸内視鏡検査」となりました。(大腸内視鏡検査は、80歳以上ではしないほうが良いそうですよ)

 大腸検査は、前日から始まります。それは、便の排泄をして腸内を空にする準備を始めるため・・・。

 まず、朝。パンと水。(ヨーグルトは、消化が悪いので×とは、びっくり)

    

 昼食と夕食を、病院の売店で購入(1100円)を確認してからの検査署名でした。本気度を確認の意味もあるのでは? グリコの製品で、昼食は、おかゆと大根とジャガイモの鶏そぼろ煮。夕食は、おかゆと煮込みハンバーグ。期待してなかったせいかとても美味しかったです。

 そして、寝る前に下剤を飲みました。ピコスルファートナトリウム液。

 まあ、深夜の腹痛の酷いこと!   10回ぐらい(アイタターアイタタ)と、ベットとトイレの往復。途中で、隣のGIに悪いから廊下で寝ようか・・と思ったくらいの頻繁な下痢でした。

 翌朝は、シャワーを浴びて、気持ちも すっきりして出かけました。 

 万が一の心の用意はもう出来ていました。

 股関節の手術の経験上、入院の場合の病衣の下に着るTシャツを幾枚か買い揃え、電話してきてくれた読書会の古参T様には、検査を伝えていました。万が一、次回の会合に出席出来ない場合もありますものね。(私の責任ある場所と言えば、読書会ぐらいです)。    子や孫とは、思いっきり遊んだし、もう心残りは、ない。   大腸がんになっても、死ぬわけではないけど、様々な承諾書を読むと、不安は増しましたね。ペースメーカーや人工骨置換手術の人は知らせるようにとも書かれていましたが・・・(股関節は、関係なかったみたい)。

  

 病院では、まず、腸管洗浄液(モビプレップ)を1000ml、水を1000mlを 2時間かけて飲みました。同じ検査患者数は、10人ぐらい・・。隣の75歳の女性とおしゃべりしながら、ゆっくりと便意を待ちました。 4~5回で便が淡い黄色になったところで、順番に7つある個室へ次ぎ次ぎとー。

 上は、病衣、下はお尻の穴の開いた紙ズボンで、ベットに横たわりました。  まず、腸管の緊張をほぐす注射をしました。

 内視鏡検査は、なにしろ、痛くて 腹かき回されてる感じで すごかった!

 肛門から内視鏡を差し込むのだけど、なかなか入らず、ええ年こいて 初心で スイマセンという気分。

 ベテラン風の看護師の方のリードで、時々手を握ってくださったりして(力入れずリラックスして)(ハースーって言ったら楽だから、ゆっくりよ)とか、(苦しくっても、もうそこまで来てるからね)とか、また若いと思われる先生も(アッツ、ごめんなさいね)とか・・・。仰向いたときは、表情確認のためか お二人で(大丈夫ですか?目を開けてごらんなさい)と言われ、心配そうでした。多分、具合が悪くなる方もいるのだろうと思います。内視鏡が伸びる間は、おなかが抑えられるような痛み、押される、お腹が張る・・ずーと不快さは続きましたが、お二人の(もう半分来てますよ)とか(少し当たったね、ごめんなさい)といった優しい気づかいや(おならしてもいいですよ。お腹が張るとおならが出ますのね)といった言葉には、笑いが出そうだけど、おならどころじゃない痛さなんですが・・・といった心境でした。

 看護師と医者の絶妙な思いやり掛け合いに、患者が就いてゆく三位一体で成し遂げた大腸内視鏡検査でした。

 終わってから、看護師の方が(貴方には麻酔は要りませんよ。もっと痛がる人が、多いですよ)と言って、一度お尻を拭いてくださった後で、自分でパンツ穿くときにお尻を拭くための温かい紙おしぼりを下さいました。 ああー、有難く ここでも感動しました。

 勿論、先生も その前にお声がけしてくださってから退出されましたが、システムとしても患者にとっては、思いやりのある事ですよね。  有難うございました。(ハッハハ、看護師と医者のベテランと新人風の組み合わせ、私にとってラッキーでした)。

 

 ラストの、担当医師からの宣告! たくさんの画像を見せながらの 無事、どこもなんともないです。

 (でも、腹痛いっす)。(ほかの検査をしてみますか?)とも聞かれましたが、(やっぱ少し休みます)と答えると、(主治医には、僕から報告書郵送しましょうかね)と言ってくださいました。

 朝から、6時間の「大腸内視鏡検査」が無事終了しました。

 病院で「それでも、日本人は(戦争)を選んだ」加藤陽子(新潮文庫)を、読んでしまおうと思っていましたが、すっぱりと止めました。もうそんな気分じゃない! 生きるんじゃー!面白くって楽しいことだけで この世を生きるんだあ!

 運転免許返納。わが町、何の特典もなし。高齢者講習通知、5100円。ビリビリ破った!

 お隣から、高給食パンを頂いた。GIのジャムつけてパクパク食べました。

    いつも雑草が はみだして ごめんなさいね。GIは、雑草には目がいかないようです。

   暑すぎて花のない季節。外からポトスとブドウを持ってきて、目の保養。 

 

 

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