M83銀河

ゴールデンウィーク後半は快晴で始まりました。
家業の手伝いで忙しく出かけられないのは残念ですが、
自宅からでも前夜に引き続いて何を写そうか考えていました。

せっかくの快晴ですので、あまり写すチャンスのない南天に低い天体を撮影することにしました。

ねらうことにしたのはうみへび座にあるＭ８３銀河です。
この銀河は光度８．０等、視直径も１０分と大型なのですが、
赤緯が－３０度と低いので、南中光度がわずかに２５度ほど。
透明度の悪い春の空では、条件がそろわないと撮影するのが難しい天体です。

東京方面の光害を避けるため、南中を少し過ぎた時間にねらいを定めて撮影しました。
それでもカブリがひどく、適正露出はわずかに１分ほどです。
多数枚撮影してコントラストを稼ぎましたが、
バックグラウンドが荒れ気味ですので、小さめの写真にしてみました。


M83
２０cm　F5　反射　直焦点　コマコレクター　LPSP2フィルター
７０秒露光×１６枚
キヤノン　EOS ５D　MkⅡ（赤外改造）
埼玉県鳩山町