鳩山間の田天体観測所

趣味の天体写真を中心に、遠征の記録や望遠鏡関係の工作などを載せていく予定です。

10月15日の紫金山アトラス彗星

2024-10-18 17:57:51 | 天体写真
ここのところ良く晴れていますが、夕方には雲が湧きます。
14日も彗星の方向になぜか雲が残り、撮影することができませんでした。

15日は良く晴れて、農作業した後、撮影に向かいました。
堂平山方面を目指しましたが、管理人さんのお話ではドーム前広場は遠慮したほうがよさそうです。
以前撮影をしたことがある某所へ行ってみることにしました。
標高は低いものの、南西の方角が開けた場所です。

全体に良く晴れていましたが、南西の方角の薄雲がなかなか取れません。
双眼鏡を使っても彗星の姿を見ることはできませんでした。

あきらめて帰ろうかと思いつつ、ダメもとでシャッターを切ってみますと
彗星がうっすらと写っています。
雲を通してですが彗星の姿を捉えることができました。
露光はわずかに2秒。40コマほど撮影してあとは画像処理することに。
写りは良くありませんが、雰囲気は伝わってくると思います。


10月15日の紫金山アトラス彗星
85mm F1.4(F4) コメットBPフィルター
2秒露光×38枚
ニコンZ6(HKIR改造)
埼玉県ときがわ町

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紫金山アトラス彗星(10月13日)

2024-10-14 21:21:01 | 天体写真
13日の日曜日は地元神社の例大祭でした。
今年は地区の役員をしているため、1日仕事です。
天気は快晴で、2023A3彗星の撮影に行きたいと思っていたところ、
例大祭の後の役員会も思いのほか早く終了し、支度をして撮影に向かうことができました。

撮影地は西方向の見晴らしがよく、かねてから目をつけていた場所です。
日没少し前に現着し、望遠鏡を組み立てます。

まだ明るさの残る空を双眼鏡を使って彗星を探します。
金星とほぼ同じ高さですので、金星を目印にして視野を横に振っていきますと見つけることができました。

北極星も見つけ出し、大急ぎで極軸を合わせます。
彗星が沈むまで時間もないのにこの作業はつらい。
夕方の彗星撮影のきついところです。

カメラのピント合わせは金星を使ってその前に済ませておきましたので、
後はほうき星を導入してシャッターを切るのみ。
薄明中ということもあって、適正露光はわずか5秒でした。

一通りの画像処理をしましたが、コントラストを上げたところ背景の色がうまくありません。
取り合えずの絵です。


10月13日の紫金山アトラス彗星
200ミリF2.8(F4)ノーフィルター
5秒露光×30枚
キヤノンEOS5DMk2(赤外改造)
群馬県昭和村

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9月だというのに

2024-09-09 18:39:36 | 天体写真
9月に入りました。
我が家でもそろそろ稲刈りが始まります。
というのに、毎日続くこの暑さ。
昨日もわが鳩山町はニュースにも登場する36℃。一体いつまで暑さは続くのでしょう。
暑さ寒さも彼岸まで、と言いますからそこまでは我慢することにしましょう。

先週末、いつもの友人といつもの場所に撮影に行ってきました。
良い天気が続いていたのですが、週末に向けてやや下り坂という予報。
それでも久しぶりの撮影行にワクワクしながら出かけました。

明るいうちに現着し、望遠鏡を組立ます。
1時間ほど本を読んだりして、のんびりした気分で時間を過ごすことができました。

心配された天気も晴れたり曇ったりという状況で、天文学的な晴れ(快晴)とはいきませんでしたが
写真の撮影はなんとかできました。

今回は小型の赤道儀を持っていきましたので、写真レンズで主に星座を狙います。
途中、薄雲がかかったりで撮影を中断することもありましたが、
それなりに良い絵ができたと思います。



はくちょう座
50 mm F1.4 (絞りF2.8) NB1フィルター プロソフトン(A)フィルター
1分露光×8枚
ニコンZ6(HKIR改造)
群馬県藤岡市

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久しぶりの撮影行

2024-08-05 20:00:09 | 天体写真
連日暑い日が続いています。
連日の猛暑日で体はぐったり。それ以上にやる気がぐったりです。
農作業も家の中の仕事も何も手が付かず。お陰様で畑の草は伸び放題、部屋は散らかりっぱなしです。

天気が安定しているのは良いですが、雨が降らないのは農家にとっては困ったもの。
本当は早く雨が欲しい。

ということで新月期の先週末になりますが、雨の心配もほぼほぼないということで、
避暑を兼ねて(?)撮影に出かけてきました。

いつもの場所はなぜか団体さんが入っていて使えず、少し離れた場所での撮影です。
この日は、予想はしていたのですが初め雲が多く、星がほとんど見えませんでした。
そんな時は同行の友人といつものようにとりとめのない話をして晴れ間が広がるのを待ちます。

そうこうしているうちに雲が切れ、星が見えるようになりました。
予定では夏の球状星団を撮影するつもりでしたが、時間も遅くすでに西の木の陰に隠れています。
仕方がありませんので、今まで撮影していなかった天体を星図を頼りにピックアップして望遠鏡を向けることにしました。

しばらくぶりの撮影で、導入に手間取ったりしましたが何とか2カット押さえることができました。


コクーン(まゆ)星雲
12.5 cm 屈折 直焦点 NB1フィルター
5分露光×8枚
ニコンZ6(HKIR改造)
群馬県藤岡市





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5月10日のもう1枚

2024-06-10 08:45:25 | 天体写真
6月になりました。梅雨入り間近なのですがしばらく雨がありませんでした。
今日は久しぶりの雨です。

先日の撮影行でもう1カット処理していないのがありましたので、処理してアップします。
ヘラクレス座の球状星団M13です。

当日は春の銀河をいくつか撮る予定でした。
現着が遅くなったので南中近かったほうき星を先に撮影し、
あとから春の銀河を撮るように順番を変更したところ、
すでに目的の天体は西に傾いていました。
日没が遅くなっているので、春の天体もうかうかしていると撮影チャンスを逃しますね。
何度も繰り返すようですが天体は逃げないので来年また頑張りましょう。

ところで今回のM13、今まで何度となく撮影していますが、
今回はテレコンも入れず(というか忘れた)ほうき星を撮影したそのまままの状態での撮影です。
春の淡雲がありましたが、天頂近くで気流の状態も良かったのでしょう。
思いのほかよく写ってくれました。


M13
12.5cm 屈折 直焦点 Comet BP フィルター
90秒露光×12枚
ニコンZ6(HKIR改造)
埼玉県横瀬町



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