きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

全て学びになる。

2019-02-12 09:31:36 | 日記

みぞれ混じりのお天気
寒い、冷たい…

寒いなら、暖かいところに行こう…と、
昼前から出かけた。

急ぐ仕事もない。
今日は1日、学ぶぞ!…
せっかちな自分に、そう言い聞かせ、
時計を気にしないことにした。

大阪に出て、
阪神百貨店に行くと、
チョコ、チョコ、チョコ🍫🍫🍫

バレンタインのチョコを買う人で、ごった返している売り場を横目に見て、
9階の美術画廊に上がっていった。

moeco展


今日出掛けるきっかけになったのは、
チョークアート展があると知ったから…

チョークアート…と、聞いて
お店の前に、メニューや、宣伝が書かれている
チョークの絵が思い浮かぶ。

それくらいの知識で、観に行くと、
ビックリする😲

写真???、絵画???、

目を凝らしてみても、チョークで書いたとは思えない。

余りにも素晴らしい作品を目の前にすると、
感嘆の声しか出てこない。

感動のまま、そこを出て、
阪急百貨店へむかった。

7階の美術画廊に入る。

藤岡孝一展

木工作品だった。

私も、木彫をするので、
一目で、目も心も引き込まれた。

私も…と、書いたが、
並べて書くことさえ、おこがましい…

作品の一つ一つに、メッセージが隠されているようだ。

作り手のメッセージを読み取ることも、
面白いが、

私の今の心が、乗り移って、見えてくることもある。

天に向かって、大きく右手を伸ばしている作品は、

もがき苦しみ、出口を探して、手を伸ばしているようにも見える。

真っ赤な太陽に、自分の掌をかざしているようにも見える。

未来の自分に手を指し伸ばしているようにも見える。

表情のない顔は、いろんな物語を想像させてくれる。
楽しい!

気に入った作品を見つけて、
その前で、足を止めた。

坂の上の男性の手に持った真っ赤なリンゴが、
4個、坂を転がり落ちている。

なぜ、リンゴが転がっているのだろう…???

作品の下に、「溢れる思い」と、作品名が付いていた。

店員さんが、リンゴ一つ一つが想い、その想いがあふれて、
坂を転がっているのだと…

説明してくれた。

この真っ赤なリンゴは、幸せな想いなのか…??

その時、
他の店員が、その作品を持っていかれた。

購入者がいたようだ。

その方に、「ごめんなさい」と、謝って頂いたが、

10センチほどの小さな、
この作品に、68,000円の値札が付いていた。

気に入っても、私には
気安く買える値段では無かった。

その後、10階の手芸店を覗き、
沢山の作品を見て回った。

全て、目に入った物に、無駄は無い。

色も、デザインも、ディスプレイも、
それぞれ個性が溢れていて…

目に入る全てが、学びになる。

帰りの電車の床に、絵が描かれていた。

沢山の人に踏まれる床の絵にも、

意味がある。







コメント
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