昨日は、病院に行く父の付き添いで、一緒に出掛けた。
1日2か所の病院に行く。
最初に家から西の病院にタクシーで行き、整形外科で膝の診察と薬をもらい、
そこからタクシーで、家の前を素通りして、東の病院に行く。
帰りも又、タクシーで帰る。
こんな病院通いを、月2回している。
車を持たない、一人暮らしの高齢者には、
病院代よりタクシー代の方が、大きな負担になるが、
町を走るバスは、もう10数年前から運行していない。
東の病院の側にJA夢市場が有り、新鮮な野菜が安く売られているが、
バスが無いので行けなかった。
父の病院に付き添い、タクシーに便乗するのは、そんな事情も半分あった。
父の診察の待ち時間に寄ったJA夢市場には、田舎ならではの春の食材が並んでいる。
“タラの芽”や“ワラビ”
子供のころ山を駆け回り、喉が乾いたら摘んでかじった“イタドリ”も
ちゃんとした食材として売られていた。
収穫したばかりの玉ねぎは、真っ白で上のネギの部分も食べられるそうだ。
その横に、椎茸の菌を埋め込んだ木も売っていた。
懐かしい物を見つけた。
“魚の姿ずし”
背開きして、内臓を取り除いて酢でしめた魚に、たっぷりの酢飯を詰めた姿ずしは、
秋祭りの定番料理で、どこの家でも自慢の味を手作りし、来られる客に振る舞った。
秋祭りは地区によって、祭りを祝う日が違っていて、
祭りの地区の子は、学校を午後から早退出来た。
今ではどうなのか分からないが、
50数年前は、学校も、のんびりした良き時代だった。