きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

エンディングノート

2013-04-08 11:44:42 | 田舎日記

父は92歳と思えないくらい元気で、
私たちが炊事や掃除や買い物を手伝うくらいで、自分の身の回りのことは一人でしてくれる。
それでも92歳の高齢であることは、事実である。
もしもの時のことなど考えたくはないが、いずれ、それは現実として迎えなければならないだろう。

最近、エンディングノートと言うのが売られているそうで、妹が買ってきた。
自分の最後の迎え方や、伝えて置きたい事を、書き残して置くノートだ。

私たち子供も、父のすべてを知っている訳では無い。
知らないことも多い。
聞いて置かなければならない事も、沢山ある。

エンディングノートには、友人や家族へのメッセージを書き残して置くページもあるが、
もっとシビアな内容もある。
介護や治療 通夜や葬儀 埋葬やお墓などの希望。
貯金や年金 不動産や保険などの財産の記録。
親族や友人の連絡先リスト。 
等を具体的に記入するようになっている。

残された者が困らないように、記入して置いてもらう事は必要なのだろうが、
親子で有っても、なかなか聞きづらい事だ。
まだ元気だから、明日にしよう。明日にしよう・・・と、口に出せずに日が過ぎていく。
 

父に話す前の予行練習と思って目を通しているうちに、
自分のエンディングを考え始めていた。
私も、エンディングを考えるのに、それほど早いと言え無い歳になっている。
介護は誰に?
 介護施設に入りたいが、その費用はどうする?

葬儀費用は残せるだろうか?
葬儀も墓も無くてもいいか?

生まれて来る時は、準備して待っててくれるが、死ぬ時は自分で準備しないといけないようだ。
子供に、迷惑を掛けたくないと思えば、
生きて行くのも大変だが、死んで行くのも大変だ。

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする