1月21日
今日もニセコは雪が降り続いています。
明日には寒気も弱まって、回復に向かうようです。
電子レンジを使って美味しい料理ができれば、手軽さもあってとても重
宝すると思うのですが、これがなかなか難しいようです。そのためもあって、
拙宅では(電子レンジは)もっぱら、牛乳を温めるなど、食品の加熱用と
してしか使って来ませんでした。
ところが、最近届いた「通販生活」誌で、電子レンジ専用の調理鍋がある
ことを知り、早速取り寄せて使ってみたら、とても美味しい料理ができる
ので、ご紹介してみようと思います。
この特殊な調理鍋は商品名を「クック膳」といい、料理研究家の千葉真
知子先生が考案され、米国の特許もとっている優れものです。
ポイントはその構造にあり、調理中に食材の水分が逃げないように中蓋
を置き、これをロックの付いた外蓋で固定するようになっていることです。
図解するとこのようになっています。(ザルは通常の料理には使用しま
せん)
早速、この調理鍋で「里芋と生シイタケの煮付け」や、「ほうれん草と
ベーコンの炒め物」などを作ってもらいましたが、とても美味しくでき
るのです。その後「薄切り牛肉の長ネギ巻きとゴボウの煮物」など、
ちょっと複雑な料理も出てきましたが、十分いただけます。
またこの調理鍋の良いところは、食材と調味料を適宜仕込んでレンジ
に入れておけば、あとは調理開始のボタンを押すだけで、所定の時間
に”チン”と出来上がる点です。つまり、他の調理との同期化ができる
のです。
歳をとるとどうしても、全体をコントロールしながら数種類の料理を
つくることが難しくなりますが、この鍋を活用すれば、それが可能にな
ります。
例えば、こんな場面を想像してみて下さい。
夕食の献立が、ご飯にカレイの煮付け(主菜)とカボチャの煮付け
(副菜)に味噌汁だったとしますと、先ず、炊飯器のスイッチを入れ、
しばらくしたら、魚を裁いて煮付けを開始。適宜、煮込んだら弱火に
して、副菜の仕込みと味噌汁の準備をします。
つぎに、煮魚の火を落として味噌汁に火を入れ、具が柔らくなったら
味噌を入れますが、同時にレンジの開始ボタンを押して、副菜の調理
をスタートさせます。
そして数分後、味噌汁の味噌がひと煮立ちする頃、レンジが”チン”と
鳴って副菜のカボチャの煮付けができあがります。これと前後してご飯
も炊き上がりますから、それぞれ食器に盛り付けて夕食の準備は完了
です。
この「副菜」が同期して仕上がるというのがポイントで、その調理をレンジ
まかせにでき、しかも所定の時間に美味しくできあがるなら、それが
どれほど熟年世帯の料理を楽にするかわかりません。
機会があれば、お試し下さい。
尚、上記の写真は、千葉先生のHPから拝借しました。