今日もニセコは晴天です。
また、暑くなりそうです。
昨日は、現行憲法施行61回目の記念日でした。
この日に各社がかかげた社説を読むと、その新聞社の現行憲法に対す
るスタンスがよくわかります。リンクばかりで恐縮ですが、一巡されること
をお勧めします。
・朝日:日本国憲法―現実を変える手段として
改憲の世論が大きく後退した要因及び、憲法の現状が実質的に後退し
て現状を(憲法に照らして)変革しようと訴える。
・読売:憲法記念日 論議を休止してはならない
同社の世論調査で、改憲支持がはじめて少数派となったことには触れ
ず、改憲のための手続き遅れはけしからんとのみ主張。国民の暮らし
と憲法のかかわりなど一顧だにしない、いつものタカ派的論調。
・毎日:憲法記念日 「ことなかれ」に決別を
憲法をめぐる昨今の状況を分析した後、憲法を生活に生かす道筋は
何かを問いかける丁寧さに好感が持てる。
・産経:施行61年不法な暴力座視するな 海賊抑止の国際連携参加を
シーレーンに出没する海賊すら取り締まれない現行憲法は改正すべし
という荒唐無稽な主張。フジテレビのおちゃらか番組を彷彿とさせる。
・日経:憲法改正で二院制を抜本的に見直そう
憲法論議を参議院の縮小、弱体化に特化した一面的な主張。日本経
済のオピニオンリーダーを担う同社の社説としては、その次元の低さに
唖然とさせられる。ねじれ国会の本質を理解できていない。
・北海道:憲法記念日 平和に生きる権利 今こそ
おまけに小生の地元、道新の社説をどうぞ。地方紙としてはまともな
憲法論議になっている。軍事に頼らない平和を追求しようと訴える。
(注)この記事には「賞味期限」があります。しばらくすると新聞社の記事が
削除され閲覧できなくなりますので、お早めにどうぞ。