週末の新聞(朝日)雑学版に「小さいことでもクレームをつけますか」とのアンケート結果が掲載されていた。
結果は、上図の通りだが、小生の感覚からすると、「クレームしない派」が意外と多いのに驚いた。
つまり、Claimの意味は、「期待したサービスや品質などが(契約と)異なる」と主張することだが、往々にして、「ゴネ得」とか「無理強い」と誤解されるのがイヤで、不承々々、目をつぶる人が多いからではないかと思う。
小生は長年(30年近く)、海外の顧客を相手に仕事をしてきたから、契約と相違した場合、claimを受けたり、したりすることが自然に身についた。
つい最近も、ある機械ディラーからチェンソーのチェンを3本購入したら、始めに装着した1本は少々長めで、駆動ギアとのタイミングが合わないせいか、5分ほど稼動すると止まってしまう不具合が出た。
そこで、その旨連絡すると、ディラーは、「あるいは、商品のバラツキかも知れません。他の2本も装着してみてもらえませんか。ダメなら3本とも返金します」と言って来た。
そこで、順次試してみると、他の2本はまったく問題ないことがわかった。そこで、不具合の出た1本を新品と交換してもらうことで話がついた。
このように、良心的な売り手なら良いが、中には、やれ使い方が悪いの何のともめる場合がある。しかし、基本的には、商品の質を改善しないと他でも問題が発生して売り手にも不利益となるのだから、こうした観点で処理してもらえると有難い。従い、何か問題があれば、気軽にclaimすることをお勧めしたい。