田舎の倉庫

Plala Broach から移植しました。

「運命の人」最終回

2012年03月19日 | ギャラリー

当地は、昨夜から雪が降り、寒さもぶり返して冬に逆戻りです。
今朝の気温は、-7℃ほど。一度、暖かさを知ってしまった体には、真冬以上の寒さです。

昨夜、TBS系で放映された山崎豊子原作の「運命の人」最終回。
前回までの経過から、主人公の記者とその妻及び、機密文書を持ち出した外務省女性事務官との愛憎物語になってしまうのではと心配でしたが、記者が沖縄の現実に向き合う中で、密約問題の本質に迫る展開となり圧巻でした。

今のテレビでも、意を決してよいものを作ろうとすればできるではないか、というのが率直な感想です。

特に、米軍の来襲で戦場となった沖縄で、人々はどのような扱いを受けたのか、また、日本国民を守るはずの軍隊が住民を迫害する側にまわった事実や、現在でも米軍基地の70%以上が沖縄に置かれている現実を前に、主人公の闘いが決してムダではなかったことが示されます。

しかもそれらの現実が、戦後67年になる今日においても、基本的には何も解決されていないことを知るにつけ、「沖縄を知ることはこの国の歪を知ることだ」というドラマの主張に納得する思いでした。写真は、ドラマのHPから借用しました。


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