紙面を何頁も使って報道された民主党の党首選挙ですが、正直、今回ほどこの手の記事を読まなかった(読む気がしなかった)ことはありません。
候補者が5人も立ち、普通なら盛り上がる党首選挙ですが、こちらの気持ちがそうさせるのか、「勝手にすれば」という感じで、まったく興味がわきません。
考えるに、この国の将来をどうするのか、どうあるべきかという政治家なら誰でも持っているであろう政治理念が語られないこと、また、例え誰が党首(首相)になっても、ねじれ国会の下では、思い切った政策の実行は不可能だろうと思うからです。
この国の現状を改革する処方箋が示されないまま、国のトップが決まるという不幸を、国民は何度経験すれば済むのでしょうか。